坂出市議会 > 2014-09-11 >
09月11日-04号

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  1. 坂出市議会 2014-09-11
    09月11日-04号


    取得元: 坂出市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    平成26年 9月定例会          平成26年9月11日(木曜日)午前10時開議〇出席議員 21名  1番   斉  藤  義  明       2番   出  田  泰  三  3番   若  谷  修  治       4番   茨     智  仁  5番   脇     芳  美       6番   村  井  孝  彦  7番   野  角  満  昭       9番   末  包  保  広  10番   別  府  健  二       11番   植  條  敬  介  12番   前  川  昌  也       13番   大  藤  匡  文  14番   大  前  寛  乗       15番   松  田     実  16番   若  杉  輝  久       17番   松  成  国  宏  18番   吉  田  耕  一       19番   中  河  哲  郎  20番   木  下     清       21番   山  条  忠  文  22番   東  山  光  徳       ────────────────────────────〇欠席議員 1名  8番   楠  井  常  夫       ────────────────────────────〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  市長      綾     宏       副市長     加 藤 悟 史(総 務 部)  総務部長    好 井 和 彰       秘書広報課長  洲 崎 真 治  職員課長    丸 橋 通 良       政策課長    中 西 明 彦  総務課長    前 谷 博 司(市民生活部)  市民生活部長  平 田 敏 夫       生活課長    末 包 嘉 一(健康福祉部)  健康福祉部長  寺 坂 政 喜       かいご課長   木 村 敦 子(建設経済部)  建設経済部長  松 井 基 泰       建設課長    佐 藤 浩 二  みなと課長   谷 久 真 哉       都市整備課長  宮 本 智 裕(市立病院)  事務局長    宮 竹 光 浩       庶務課長    網 野 禎 彦  医事課長    林   茂 樹(出 納 局)  出納局長    荒 木 修 二(消   防)  消防長     角 野 正 明(水 道 局)  水道局長    野 方 宏 志(教育委員会)  教育長     三 好 康 弘       教育部長    藤 村 正 人  学校教育課長  國 重 英 二       ────────────────────────────〇出席した議会事務局職員  事務局長    山 田 秀 男       次長      中 西 佐知子  議事係長    黒 田 佐永子       書記      小 川 直 也  書記      西 野 博 幸       ────────────────────────────              議 事 日 程   第4号              第1 一般質問(個人)       ────────────────────────────             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件             日程第1 一般質問(個人)       ──────────────────────────── ○議長(植條敬介君) これより9月定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。       ──────────────────────────── △日程第1 一般質問(個人) ○議長(植條敬介君) これより昨日に引き続き個人による一般質問を行います。 まず初めに、17番松成国宏君の質問を許します。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 17番 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) おはようございます。 議長のお許しが出ましたので、ただいまから平成26年9月議会、公明党議員会の一員として一般質問をさせていただきます。 この夏、台風、そしてまた集中豪雨など、さまざまな影響で広島市、そして三重県、そしてまた北海道など全国各地で大きな災害が起こりました。そしてまた、多くの犠牲者が出ております。改めて、まず亡くなられた方々に心から御冥福をお祈りいたします。また、被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。 天災や天候というのは、もう人知の及ばない、そういう領域でありますが、その犠牲者を最小限にとどめることは人類にとって可能だと思います。今後の日本全土における防災・減災の意識向上とその対策実施を切に訴えるものでございます。 質問の第1は、この防災・減災についてでございます。 南海トラフ地震に備えて防災・減災のためのインフラ整備は欠かすことができません。災害発生時の道路の安全確保も重要な対策の一つでございます。 特に、東日本大震災では、緊急輸送路や避難所への道とか、あるいは重要港湾、岸壁などで陥没が多発をしまして、被災地での救援とか、そして復旧活動が妨げられる、そのようなことが起こりました。 近年、体内の異常を発見する、いわゆるCTスキャンのように道路下の空洞、そしてまた橋などの劣化箇所を発見する、そのような新技術が開発されまして、全国各地で調査、修理が行われているということをお聞きいたしました。 ここで提案ですが、マイクロ波を活用した新技術、スケルカというそうなんですが、それによる路面下の空洞調査をしてはいかがでしょうか、御所見をお聞きいたします。 ○議長(植條敬介君) 答弁を求めます。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(植條敬介君) 建設経済部長 松井基泰君              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 17番松成議員の防災・減災対策についての御質問のうち、道路面下の空洞調査についてお答えいたします。 まず、本市の臨海部の施設の中には石積み構造や老朽化が進んでいる施設もあり、そのような施設では背後の土砂が吸い出され、陥没が発生する可能性があります。そのため、平成18年度より臨海部の施設の中で吸い出しが疑われる箇所につきましては、これまで電磁波による空洞調査を実施しており、この調査により空洞の可能性がある箇所については地盤を掘削することにより、空洞の有無の確認を行い、必要に応じて修繕工事を行っております。 今年度においても市内沿岸部の延長、合計約800メートルの箇所において空洞調査を実施することとしており、今後も吸い出しによる陥没等の危険性のある箇所につきましては、引き続き空洞調査を実施し、臨海部における安全確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、道路についてでございますが、本市の市道認定路線数は869路線、延長約383キロメートルであり、道路損傷等による事故を未然に防止するための道路パトロールを実施しており、一定の成果が得られております。 また、幹線道路における陥没はこれまでにも発生しておりませんが、幹線道路の延長は約75キロメートルあり、空洞調査には多額の費用が必要となることから、現時点では実施は困難であると考えております。 しかしながら、市道番の州南北幹線市道常盤御供所線は第3次輸送確保路線に指定されており、大規模な地震が起きた場合の救援物資活動を初め、非常事態に対応した交通の確保を図らなければならない道路もあることから、今後空洞調査の実施について検討していく必要があると考えております。 以上でございます。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 説明がございまして、坂出市で869路線ということで、幹線道路だけでも75キロメートルというかなり広い、長い、そういう領域のことになりますけども、場所の絞り込みというのは、やはり必要になってくると思うんです。路面下の空洞っていうのは、例えば臨海地域で今言われたように潮の満ち引きによって土が持っていかれるとか、そういうことで道路の下に空洞が発生する場合が多いと思うんですが、まずは疑わしき場所やその付近をスキャンしてみるのはどうでしょうか、お聞きをいたします。 それとともに、道路下にそういう空洞があれば、その近くのお家とか工場とか、そういうとこが揺れやすくなるのかどうか、これもあわせてわかればお答え願いたいと思います。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(植條敬介君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 場所を絞り込んで実施したらどうかという御質問でございます。 市道につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり市道番の州南北幹線及び市道常盤御供所線が、県道瀬居坂出港線と合わせて第3次輸送確保路線に指定されておりますことから、今後県道管理者とも協議を進めながら実施について検討していく必要があると考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 なお、臨海部の道路につきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり今年度において約800メートルの箇所において空洞調査を実施するということになっております。 続きまして、道路下に空洞があれば、付近の住宅は揺れやすくなるのかとの御質問でございます。 道路下の空洞により路面の平たん性に変化が生じた場合には、車両の通行の際、付近の住宅は揺れやすくなると考えられますが、車両の通行によって住宅が揺れる原因としましては、道路表面の舗装状態など、さまざまな原因が考えられますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) よくわかりました。 路面下に空洞があっても、必ずしもそれに原因があって付近の住宅が揺れると、そういうことでもないと。これも業者の方にも私も一度聞いたことがあるんですけども、同じようなことを答えておられました。ありがとうございました。 続いて、防災・減災についての2番目ですけども、高潮、洪水対策のインフラ整備についてお聞きをしたいと思います。 市内各ポンプ場の整備が一つ一つ確実になされており、三七ポンプ場とか坂江水門など、さまざまな整備がなされております。 そこで、お聞きいたしますが、津波・高潮対策整備推進アクションプログラムにおきまして2013年度末の進捗率が新聞に公表をされておりました。高松市が94%、丸亀市96%、観音寺市99%、三豊市92%、そしてまた宇多津町は100%と軒並みに高い、そういう進捗率の中で、坂出市は残念なことに89%という表示がございました。この理由をひとつお聞かせ願いたいと思います。 また、今年度以降、高潮、洪水対策としてのインフラ整備計画があればお聞きをいたします。
    建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(植條敬介君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 高潮、洪水対策のインフラ整備についての御質問にお答えします。 まず、本市の高潮対策の工事の進捗率が低いことについての御質問でございますが、平成16年の台風16号による高潮被害を受け、平成18年度から高潮対策として緊急性の高い箇所の整備を1期計画としておおむね10年間の整備目標を設定し、これまで事業を進めてまいりました。 先月の8月30日には、県内の1期計画の進捗率が公表され、坂出市の平成25年度末の進捗率は89%となっております。これは坂出市の1期計画での整備必要延長が県内の市町の中でも長いことから、県内平均の92%を下回るものではありますが、坂出市の10年間の整備計画のうち、8年間の整備によって9割の進捗を上げているもので、当初計画を上回る整備が行われているものと考えております。 また、今年度以降の高潮対策の整備につきましては、瀬居町、入船町、王越町の整備を今年度において進め、今年度末には1期計画の整備を当初計画より1年前倒しして、全て完了させることとしており、次年度以降も引き続き整備の必要な箇所について検討を行い、事業を進めてまいりたいと考えております。 次に、洪水、浸水対策のインフラ整備についてお答えいたします。 まず、旧市内東部地区の浸水対策につきましては、平成16年の台風23号による浸水被害を受けて、平成17年度から平成23年度までの7カ年をかけて計画的に浸水対策事業を進めてまいりました。三七ポンプ場においては、口径1,000ミリ水中ポンプの増設や遊水池の改修整備等を実施し、ポンプ場へ流入する幹線水路である権吉川については、しゅんせつ、底打ち改修を進め、排水能力の向上を図りました。 今後の浸水対策につきましては、三七ポンプ場のポンプ施設の一部については老朽化が進んでいるものもあることから、一層の施設の適切な維持管理に努め、施設の延命化を図ってまいります。 また、西部地区におきましては、西部雨水ポンプ場において平成24年度に口径1,200ミリポンプ1台と沈砂池設備1系列の整備を実施し、全ての設備が完成いたしました。 今年度の浸水対策としましては、県道富士見町線の道路拡幅事業にあわせて西部雨水幹線等の整備を予定しております。 整備内容につきましては、寿町の峯小児科医院北側交差点から県道33号線を東進した区間及び県道富士見町線を県道33号線から南進したJR予讃線までの区間、総延長920メートルについて口径1,350ミリから2,000ミリの幹線管渠を埋設するものでございます。整備が完了いたしますと西部雨水ポンプ場の排水能力が最大限に発揮できるものとなります。 また、本年度、坂江水門に設置されております口径1,000ミリの水中ポンプのオーバーホールや遊水池の整備も行う予定でございます。 水門やポンプ場は、高潮や集中豪雨時の浸水を防ぐ重要な施設であることから、今後も適切な維持管理に努め、施設の能力の維持及び延命化を図り、市内の浸水対策を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 大変よくわかりました。 先日、台風11号のときも朝と夕方、港のほうへ行ってみました。やはり相当な大潮のちょうどその時期でありまして、また満潮と重なるという、そういうぎりぎりの状況でありましたけれども、現場へ行くと最終的にはぎりぎりセーフと、そのような状況でございました。今後もたゆみない施設改善とか増設を進めていただいて、坂出市民の生命と財産を守っていただきたい。強く要望しておきます。 次の質問に移らせていただきます。 本年6月18日、在宅で医療と介護のサービスが受けられる環境を整える、いわゆる地域医療・介護総合確保推進法、これが成立をいたしました。これに基づきまして介護の必要性が低い要支援1、要支援2の人向けの訪問、通所介護を市町村事業に移すことになったそうでございます。現行サービスに加え、多様な要望にも応えることが可能になります。このサービスの設定に当たっては、自治体の実情に応じた柔軟な設定が求められております。そのため、全国で情報を共有しながら地域の特性に合わせた柔軟なシステム構築が可能でございます。また、限られた財源を有効に活用し、住みなれた地域で皆様が安心して長生きできる社会、これを構築するためには、国が一律で進める公助としての福祉事業と共助としての保険制度による医療や介護の提供に加えて、地域の自主的な活動による自助と互助の取り組みを合わせることが必要だと思います。現段階で予定をしている本市のサービス設定の内容をお聞きしたいと思います。 地域においては、安心して暮らせる地域の医療と介護の整備とか、支え合いによる生活支援サービスの拡充、そしてまたさらに安定した住まいの提供、こういう課題は山積していると思います。御答弁をよろしくお願いいたします。 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長 ○議長(植條敬介君) 健康福祉部長 寺坂政喜君              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 地域医療・介護総合確保推進法について、地域の特性に合わせた柔軟な介護サービスの構築が必要になると思われるが、現段階で予定しているサービス設定は本市においてどのようなものがあるかとの御質問にお答えいたします。 地域医療・介護総合確保推進法は、本年6月定例会で7番野角議員に御答弁申し上げましたように、高齢化が進行する中で社会保障制度を将来も維持していくために、医療・介護提供体制の構築や地域包括ケアシステムの構築などを行い、地域における医療と介護の総合的な確保を推進するために制定されたものでございます。 御質問のとおり、この法律に基づいた介護保険制度の改正により、要支援者に対する予防給付のうち、訪問介護、通所介護については平成27年度から平成29年度にかけて既存の介護事業所やNPO、民間ボランティアなどの地域の多様な主体を活用した、市町村が地域の実情や利用者のニーズに応じた取り組みができる地域支援事業に移行されるようになります。 現在、要支援者を含めた高齢者のニーズ等を把握するために行った日常生活圏域ニーズ調査や、また要支援者の現状を把握するために訪問介護、通所介護を利用している要支援者を担当するケアマネジャーへの、具体的なサービス内容介護予防サービス以外のサービス、インフォーマルサービスと呼ばれておりますが、その利用状況調査等、さまざまな角度からデータを収集し、分析中でございます。 今後は、この調査の分析結果等により利用者のニーズや必要なサービス、また地域の実情等も明らかになってくるものと考えており、これらを踏まえて第6期介護保険事業計画策定協議会の意見に基づき、適切なサービスの構築に努めてまいりたいと考えております。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 大変ありがとうございました。 今、いわゆる地域包括ケアシステムというのは、今から研究して、どんどんどんどんいい案が出てくる、そういう段階ではないかというふうに思います。これは消費税増税分を財源として都道府県に基金が設置されて、さまざまなケアシステムができる、そのようなものだと思いますが、一つの案として、やはり空き家を活用するとか低所得の高齢者のための住宅を供給して家賃補助制度などをつくるとか、あるいは地元の医師会等と連携しながら在宅医療、在宅介護とか、連携を図るために在宅医療・介護連携拠点、そういうものを整備するとか、また認知症の人とその家族を支援するために家族や地域住民が触れ合える場、いわゆるわかり合える場、つながりの場、こういうふうな認知症カフェの設置、例えばですね。坂出市は徘回する認知症の人のシステムを今つくられて、県内あるいは全国からも脚光を浴びてることが一つありますけども、今からさらにこういう具体例もいろいろ参考にしながら取り組んでいただきたい、そのように要望をしておきます。 次に、魅力ある地方都市づくりについて質問をいたしたいと思います。 その第1は、人口減対策についてでございます。 市長は就任当初から、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったとの名文句でさまざまな施策を実施されておりますが、有識者から成る日本創成会議、増田寛也さんの話は昨日来、いろんな議員から同じような質問もされております。多くの地方都市が将来消滅の可能性があるというふうに警鐘を鳴らしております。全国で刻々と疲弊していく地方都市の実態、これをある面、的確に示しているように私は思えるわけでございます。戦後一貫して都市部への人口集中が進みました。そして、現在もなお人口集中が続いております。 極端な例を挙げますと、例えば鹿児島県の人口、約170万人だそうでございますが、大阪、奈良、京都など関西圏に住む鹿児島県出身者は約300万人にも及ぶと、このように言われております。このような人の流れをいかに変えて、都市部に移った人たちにも坂出へ帰っていただくことを今真剣に考えなくてはなりません。そういうふうなことで、日本創成会議増田寛也客員教授の言葉もあります。2040年には日本の人口が、今から2,000万人減少する。香川県におきましても、とりわけさぬき市、東かがわ市、善通寺市、そして観音寺市など4市5町が危機的状況になると言われております。また、対策は早ければ早いほど効果がある、全国の自治体や関係者には知恵を絞ってほしい、危機感を持った意識改革が不可欠となる、このように増田客員教授は言われております。 坂出市も、この危機的状況は少しも変わらないと私は思います。今から一時的ではなくて、半永久的にその対策が必要だと確信をいたします。20歳代から30歳代の女性を呼び、減らさない独自の工夫などは考えているのか、1点お聞きをいたしたいと思います。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(植條敬介君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 魅力ある地方都市づくりについてのうち、人口減対策についての御質問にお答えをいたします。 昨日、10番別府議員に御答弁申し上げましたように、本市がこれまで取り組んできた人口増対策の施策が、20代から30代の女性の働く場所の確保でありましたり、子育て環境の充実などに結びつくものであり、また本市のにぎわい創出事業補助金によるさかいで婚活プロジェクト「さかいで婚活冬物語」につきましても、本市の定住促進につながる施策だと考えております。 いずれにいたしましても、本市といたしましては人口増対策まちづくりそのものであり、市政全般の中で取り組んでいく最重要課題であると認識をしておりますので、今後とも新たな政策も考える中、人口増対策に積極的に取り組んでまいる所存でございます。御理解をいただきたいと思います。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 市長からの御答弁、ありがとうございました。 先日の金曜日の午後5時14分ごろ、番の州交差点に私は通りかかりました。宇多津、丸亀方面から私は帰ってくる途中でしたけども、ちょうど午後5時14分だったんです。番の州工業地帯から出てくる車でいっぱいになってました。そのほとんどが坂出方面ではなくて宇多津、丸亀方面へ走り去っていくと、そのような状況を目にしたわけでございます。坂出方面へ曲がる車っていうのが10台に1台か2台というふうな状況でございました。このように、昨日質問された出田議員の質問の中にもありましたように、昼と夜の人口差が非常に大きいというふうなことがここにあらわれてるのかなという気がいたします。学生も同じく高校へ市外から通われて、昼間はいるけども夜になったら家へ帰って坂出からいなくなると、そういうふうなこともございます。そういう状況の中で、本来居住する坂出市民をいかにふやすかと、そういうことに焦点を当てて、今後ますますしっかりと取り組んでいただきたいと、要望をいたしておきたいと、そのように思います。 次の質問ですが、人が移動する場合は、1、大学等の入学時、2、就職時、そして3として40歳代、これは何か一つあるらしいんですけども、4番として定年退職時、以上4回の機会が挙げられると、このように言われております。この中で最もIターン、Uターンの有力な時期は、2と3、いわゆる就職時と40歳代のとき、つまりそれに施策を集中させることこそ大事だと思います。婚活とかさまざまな取り組みももちろん大事でございますし、それに加えてそのようなことも必要だと思います。 香川県でも、また、坂出市としてもIターン、Uターンのための施策、これを行っておりますが、その効果のほどをお聞かせ願いたいと思います。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(植條敬介君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) UJIターン施策の効果についての御質問にお答えをいたします。 UJIターン施策につきましては、広く人口増対策全般と関連するものであり、全体の効果ということになりますと把握も困難でございますので、議員の御質問にありました就職時における施策の効果についてお答え申し上げます。 本市におきましては、平成24年から就職活動を控えた大学生を対象に市内企業を訪問するバスツアーや平成25年から就職フェアとして就職を希望する市内外の大学生等を対象に、市内企業との合同企業説明会を行い、多数の学生、企業の皆様方の御参加をいただいているところであります。また、平成25年7月からはふるさと坂出就職支援センターを設置し、市内外への情報提供や求職者と市内企業のマッチングを図っているところでございます。 議員御質問のこれらの施策の効果についてでございますが、例えば平成24年の企業訪問バスツアーに参加した学生のうち3名が訪問した企業に内定したという報告、またその後には1名、就職が決定したという報告も受けております。本年8月に開催した第2回就職フェアに参加した企業からは、採用候補者がいたため、再度面接を行うということになっているということも伺っております。 このようなことから、少しずつではありますが、施策の効果が出てきていると確信をいたしております。今後とも企業訪問バスツアーや就職フェアを充実させるとともに、ふるさと坂出就職支援センターにつきましては、ことしの9月から始まったハローワークのオンラインサービスも導入するなど、坂出市へのUJIターンを推進してまいりたいと考えております。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) ありがとうございました。 それでは次に、魅力ある地方都市づくりの3番、市営住宅への入居条件についての質問をさせていただきます。 入居を申請する資格についてでございますが、坂出市に住所を有している者、あるいは坂出市に通勤している者であって住宅に困っている者、そのように理解をしているわけですが、それでいいのかどうか。 次に、連帯保証人として従来から何度も私は、2名のうち1名は県内在住者でいいのではないですかと、そのような要望をしておりました。また、同僚の若杉議員のほうからは平成20年12月議会のときも質問の中で詳細にこの点をお聞きしております。そういう認識で、現在は坂出に住所を有している規定以上の収入がある者2名、それでよろしいですか、お聞きをしたいと思います。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(植條敬介君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 市営住宅の入居条件についてお答えいたします。 市営住宅入居資格につきましては、市営住宅条例第6条で市内に居住または勤務先を有して、現に住宅に困っている人となっております。 次に、市営住宅入居時の連帯保証人につきましては、市営住宅条例第11条第1項第1号で入居手続の際、市内に在住し、かつ、入居決定者と同程度の収入を有する者で、市長が適当と認める者が2名必要であると規定されていたものを一部改正し、やむを得ない事情があると市長が認めるときは、市外在住の3親等以内の親族1名をもって市内在住の1名にかえることができる旨を追加いたしました。 また、同条第3項では特別の事情があると市長が認めた場合には、連帯保証人を必要としないこととすることができるとしており、その取扱要綱を作成し、平成24年4月1日から施行しており、保証人規定の運用緩和を図っております。 しかしながら、保証人規定は家賃を滞納した場合の債務弁済の肩がわりなど、入居者に対し側面から安定した居住環境を継続する重要な仕組みにもなっており、複数人で入居者を支援することも大切なことであると考えております。 いずれにいたしましても、入居者の不利益にならないよう保証人の規定について関係法令とも照らし合わせながら、柔軟に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 大変よくわかりましたが、そういうふうな若干緩和された感があるわけですけども、まだまだ垣根はかなり高いと思いますので、その辺の入居基準の緩和っていうのは、これからも続けていってもらいたいと思いますし、また本当に実情に即した、そういう規定にしてもらいたいと、そのような要望をしておきます。 次に、坂出緩衝緑地についてお聞きをいたしたいと思います。 この件については、過去、私も含め何人もの議員から質問がなされております。私の今回の質問は、今のままの緩衝緑地で、その付加価値をつけるべきという趣旨の質問でございます。 先日、高松中央公園のオープンカフェを見に行ってまいりました。これはあくまでも試験的ではありますが、暑い日中にもかかわらず、平日であったんですけども、ちょうど8名ほどの子供連れのお客さんがおりまして、緑の公園の中で楽しそうに談笑しておりました。 そこでお聞きしますが、坂出の緩衝緑地公園でもオープンカフェを試験的にされることは可能ですか、お聞きをいたしたいと思います。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(植條敬介君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 坂出緩衝緑地の活用について、オープンカフェを試験的に運営してはどうかとの御質問にお答えいたします。 坂出緩衝緑地は、公害の軽減や災害の防止など、地域住民の生活環境の保全を図るため、一定の成果を上げてまいりましたが、技術の進歩や企業の公害に対する取り組みが格段に進んだことで市民の公害に対する意識も変化し、公害防止機能はもとより町なかに残された貴重な緑地空間として利活用を望む意見が寄せられるようになってまいりました。 そのようなことから、隣接する公園に遊具を新設し、あらゆる年代の人に緩衝緑地を訪れていただけるよう環境整備も行ったところでございます。 現在、坂出緩衝緑地は指定管理者制度のもと、指定管理者が施設の管理運営を行っており、通常管理に加え、自主事業として樹木と園芸相談会やガーデンセミナーの開催、小学生児童を対象とした木の実アート展やたこ揚げ教室、草花や野鳥の観察会などを実施し、利用者の安全確保とサービスの向上に努めているところでございます。 御提案のオープンカフェを含め、緩衝緑地の活用につきましては、時代のニーズに合ったものとなるよう、管理主体である県とも協議、検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) わかりました。 そういうことで、緩衝緑地は今指定管理者制度になっているということと高松のオープンカフェも県のたしか造園事業協同組合が試験的にしてるというふうに記憶してますけども、そういう坂出市がするということじゃなくて、やはり造園事業協同組合とかそういう別の団体が試験的にすると、それをバックアップするという形でもいいんではないかと思いますし、ぜひ将来的に実現をすればすばらしいなと、そのように思います。 次に、大きい4番の人工土地総合再生基本計画についての質問をさせていただきます。 人工土地は、昭和41年の第1期工事から昭和61年の第4期工事まで、約20年をかけて建設がされておりまして、2003年には日本の近代建築名作の指定を行っているDOCOMOMO日本支部から指定をされております。香川県内では、香川県庁東館とか百十四銀行本店とかが選定をされているわけでございます。 このたび、総合再生の計画概要が報告されておりますが、一番目を引く方針の一つとして、今から文面を読みますけども、こういうことが書いてあるんです。「人工土地上の改良住宅を撤去し、まちなかの屋上庭園とし、住戸の一部を残し人工土地の紹介や建築観光の拠点等に活用する。」、このように明文化されておりますが、この類を見ないコンパクトシティーである坂出市中心部であります。しかも、JR坂出駅から至近距離にある理想的な絶好の居住スペースをみすみす観光拠点や庭園として整備するのはいかがかと思います。 近年、都会の中の公園に私時々立ち寄るわけですけども、人っ子一人いないという公園がほとんどでございます。その上、維持整備費用もばかにならない。ただでさえ人口を何とかふやそう、仕事の場をつくろうとの意識で地方都市全体、それぞれ必死になって切磋琢磨しておるわけでございます。そのような今、公園をつくるのならほかにも適した場所はあると思いますし、何回も言いますけど、日本創成会議の座長、増田寛也さんの御意見も先ほど述べました。もう一度言います。対策は早ければ早いほど効果がある、全国の自治体や関係者には知恵を絞ってほしい、危機感を持った意識改革が不可欠となる、このように言われてるんです。 そこで、この施設のほとんどを住宅スペースとして整備することはできないのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○議長(植條敬介君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 人工土地総合再生基本計画についての人工土地を中心としたコンパクトシティー坂出の御質問にお答えします。 人工土地の屋上庭園として整備予定のところを居住スペースとして整備することはできないかということでございます。 人工土地の観光としての側面については、昨年度開催されました瀬戸内国際芸術祭2013、丹下健三生誕100周年プロジェクトの中で実施された瀬戸内建築ツアーにおいても坂出人工土地が見学コースに組み入れられ、県内外の多くの方々が訪れました。 本年5月ににぎわい創出事業として開催された人工土地屋上広場のローズガーデンには、市内外から1日数百人、約5,000人の方々が訪れたと伺っております。さらに、今月末にはDOCOMOMOインターナショナルの世界大会が韓国で開催され、その際、DOCOMOMOの代表のほか、各国の視察団が坂出人工土地を訪れることになっているなど、改めて広く注目されているところであり、観光としての需要もあると考えております。 また、昨年度策定いたしました人工土地総合再生基本計画の中では、人工土地南側、2期部分の耐震補強案として人工土地上部の住戸棟を減築し、荷重を軽減する考えであり、これに伴い減築跡の整備方針案として町なかのにぎわいの創出を目的に、市民が利用しやすい空間となるような庭園整備を提案したものでございます。 なお、人工土地の再生につきましては、今後基本計画をもとに地権者、入居者、さらには議会、商店街等、関係者の御意見を聞く中で、整備内容を具体化してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 大変よくわかりましたが、このツアーで県内外から多くの方が見学に見えてたということもあるかと思いますし、またローズガーデンも私も行きましたけども、すばらしいローズガーデンで、本当にいいスペースができたなというふうに感激をいたしました。何百人も来てもおかしくないというふうな公園でございました。 そういうこともあるんですが、これも実際に今評判になっとると思うんですが、高松の丸亀町商店街、これに行ってまいりました。これは土曜日に実は行ったんですけども、高松のほかの商店街とは比べ物にならないぐらい人出がありまして大変にぎわっておりましたが、向こうの端とこっちの端に4階建てがありますんで、2階へ上がり、3階へ上がり、またさらに4階へ上がり屋上庭園なども見て回りましたが、屋上庭園では誰ひとりおりませんという、そういう状況でありましたし、2階はまだ人がそこそこいますけども、3階になるとぐんと減ると。そしてまた、もう閉店間際の商店も、閉店何とかセールという看板がずらっとあったりして、高松市の丸亀町商店街でこういう状態ですから、かなりやはり人間というのは上へ上がるのは嫌いなんだなという気がします。まして、坂出の方は、ある商売されてる方から聞いたんですが、とにかく階段上がるんが坂出の人は嫌いなんやというふうなことを何回も聞きました、いろんな人からです。そうらしいです。これはやはり高松も同じかなというふうな気が実はしたんです。 そしてまた、にぎわうというのは、見に来てにぎわったところへ、それを見に人間が来るんだなということも実感をしました。人に人が集まるんだなということも実感をしました。そういう意味で、屋上庭園には一抹の寂しさを覚えたと、そういうふうな感があるわけでございます。ぜひとも、これは再度さまざまな角度から考えていただきたいなと、そのように思います。 次の質問に移ります。現市立病院の跡地について質問をいたしたいと思います。 昨日も質問がありました。市の中心部、これもずっと最初からの私の質問の流れの中で一貫してるのは、人口減対策なわけなんですが、これも市の中心部の、非常に価値のある大事な土地だと思います。たびたび質問される、あるいは今後もされるというふうに思います。 7日から「ART SETOUCHI」というのが始まるそうでございまして、10月18日、19日は坂出の沙弥島でもワークショップが開かれるというふうなニュースも流れておりました。今後の地域おこしは、アートが主流になると、そのような感があります。こういうことに注目をする必要があると私は思います。 高校も、中学校も、小学校なども集まっているこの文教地区でございますから、芸術やアートの展示とか発表会ができるような施設、これもよいと思いますし、また現在坂出に住みたい需要というのは非常に多いと思いますので、かつては常盤町だったですかね。常盤町に4階建ての市営住宅ができた時点で、何十年前、かなり前の話なんですが、そのときに募集の約24倍の応募が来たということも記憶をしております。駅からかなり離れておりますけども、坂出の市営住宅に対して24倍の応募が来たと、そのようなこともあると思いますんで、今なおやはり坂出に住みたい需要っていうのは非常に多いと思います。住宅の整備も、これは一つ考えられるのではないかと私は思うんです。駐車場を十分にとったアートの発表ができるような施設の建設とか駐車場を十分にとった市営住宅の建設、これがいいのではないかというふうに私は思います。坂出市立病院跡地、今後はどのようになるのか、お聞きをいたしたいと思います。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(植條敬介君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 現市立病院跡地の利用についての利用計画の現状、またどのようになるのかということの御質問でございますが、お答えをいたします。 昨日、21番山条議員に御答弁申し上げましたとおり、現市立病院の跡地利用につきましては、現在グランドデザインの中で、戦略会議等で検討を行ってるところでございます。そのグランドデザインは、各課といろんな利用、また再利用、それからその目的等を勘案する中で、更地になったときには一から始められる病院の跡地が中核をなすようなものであろうかと思います。そういった中、グランドデザインの中で検討を行っていきたいと思います。 いろいろな御要望もある中、議員さん御提案の市営住宅やアートの発表、アートはいろんなとこで今、フィルムコミッションも現在撮ってるところですが、演劇等も昨年から力を入れると、そういった貴重な発表の場所というのはいろいろ求められるところでございます。また、市民ホール等の耐震の問題もございまして、いろんな意味のどこまでをアートと申し上げるか、非常に難しいところはあろうかと思いますが、貴重な御意見として参考にさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆17番(松成国宏君) 議長─17番 ○議長(植條敬介君) 松成国宏君              〔17番(松成国宏君)登壇〕 ◆17番(松成国宏君) 市長からの御答弁、ありがとうございました。 アートと申しましても、やはりスペースをつくるわけですから、当然音響もよくする必要はあると思いますし、音楽によるまちおこしということも十分それはその中に包含されるというふうに私は理解をしております。先日、マリンドームでのジャズコンサート、これは台風のために残念ながら中止になってしまいましたけども、そのようなこともマリンドームでなくて、もし今現在あれば雨でもそこでできたというふうなことがあるわけです。 最近、このような話を聞いたんですが、徳島県に神山町という、神の山の町という山奥の小さな山村があります。この町の空き家へ住みたい希望が多過ぎて、抽せんになっているというふうなことを聞きました。そして、都会からこの神山町に住みたい、そういう希望者にはコンピューター関係の仕事をする方が、特に多くいるそうでございまして、これは原因は町が整備をしているWiFiの設備、これを頼ってきたみたいなわけです。通信料は毎月合計3,000円ぐらいでできるというふうなこともお聞きしました。 このように日本全国、この都市間競争、ますます激化しておるわけでございますので、先日の日曜日に私も観音寺の実はトライアスロンを見に行ってまいりました。朝一番に地元加茂町のバレーボール大会がありましたけど、そこで若干汗を流して、その後、バイクに乗って観音寺へ走りまして、トライアスロンのスイム、そしてバイク、ラン、このランの最後のゴールだけでも見ようという思いで駆けつけまして、ちゃんと見れまして、本当にぴちぴちした大学生ばっかりですけども、本当に男に男がほれるようなすばらしい走りを見せていただきまして、また応援もすごくて、後輩が先輩に向かって何やっとんやみたいな檄を飛ばしたりしながら、あの暑さの中で、炎天下で走っておりました。 そのような、高松でもトライアスロンもしてましたけども、そういうよそのまねではなくて、やはり坂出にしかできないことというのは、今坂出にいっぱい内蔵してると思うんです。そういうものを一つ一つ掘り出して、特色ある坂出の町、そしてまたすばらしい坂出の町を築き上げていただきたい、そのように要望をいたしまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(植條敬介君) 次、1番斉藤義明君の質問を許します。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 1番 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) おはようございます。 9月定例会における一般質問をさせていただきますが、その前に8月におきましては台風などの影響により大雨が各地で降り、大きな被害をもたらしました。また、広島市においては土砂災害で73名の方がお亡くなりになりました。お亡くなりになられた方の御冥福をお祈りし、被災者の方にはお見舞いとできるだけ早くもとどおりの生活に戻られることを心から願っております。 では、質問に入らせていただきます。 最初に、市長の予算編成方針についてお伺いいたします。 10月に入りますと、市長より来年度の予算編成方針が各部課長宛てに文書で通知されます。その予算編成方針に沿って、各部は予算要求書を作成して担当部局と折衝し、最後に市長査定によって予算案ができてきます。私は、ことしの3月の議会において予算編成方針は市民に公表するべきではないでしょうか。また、我々議員にも予算編成方針の文書をいただきたいと質問し、要望をいたしました。市長の答弁は、予算編成方針は予算要求に当たっての職員向けの庁達であり、ホームページで公表することもやぶさかではないが、特に必要性が高いという認識は持っていない。どうしても必要という議会の皆様の意見があれば、公表しても構わないと答弁されました。そのとき私は別の質問もありましたので、時間の関係上、それ以上質問いたしませんでしたが、改めてここで質問させていただきます。 私は予算編成方針は、単に来年度の予算をつくるための職員向けの形式的な庁達というのではないと思います。市長は、市民が住んでいてよかったと思えるような将来の坂出市の姿を描きながら国の動向、本市の財政状況を踏まえて、また出前市役所などによってつかんだ市民ニーズを反映させようとするきめ細かな市長の思いそのものが、予算編成に織り込まれていると私は認識しているのですが、いかがでしょうか、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(植條敬介君) 答弁を求めます。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(植條敬介君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 1番斉藤議員の来年度の予算編成方針に対する考えについての御質問に御答弁申し上げます。 市長の思いは、予算編成方針に織り込まれているのかとの御質問でございます。 これまでも申し上げておりますように、私の政治信条は市民本位、市民参加、市民対話による市政運営であり、坂出に生まれてよかった、坂出に住んでいてよかったと感じられるまちづくりへの取り組みや、昨年度からのさらなる市民参加による市民共働の推進でございます。予算編成方針につきましても新年度予算編成に向けた基本方針を示したものであることから、当然これらの考えを念頭に策定いたすものでありますが、あくまでも方針でございますので、新年度予算の編成に向けた基本的な考え方、心構えなどを示す内容となっております。 市民ニーズは、出前ミーティングでありますとか目安箱等、また直接お話をいただいた陳情等、私の思いなどにつきましては、常日ごろから毎月の部長との朝食会議、また隔月行います課長の朝食会議などを通して職員とともに共有できるように努めておるわけでございまして、十分に職員に伝わっているものと認識をしております。 個々の施策の実施の有無や規模、内容等につきましては、その後の政策会議や予算査定を通して指示をいたしております。そのような過程を経て編成いたしました予算についての考え方、思いなどを3月の施政方針として改めてお示しをしているところでございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) よくわかりました。ありがとうございました。 そして、予算編成方針から来年度予算案ができ、それを議会で審議していくわけでありますが、従来してきたように、新規事業に対しての説明はあるものの、予算案の数値だけを見て審議するよりも、議会としても市長の中長期的な展望に立った中での新年度の思いというものを、つまり予算編成方針を十分に理解した上で予算審議をするほうが望ましく、はるかに中身の濃い、市民のための審議ができるものと考えますが、いかがでしょうか。 また、市民にも同じことが言えると思います。予算編成方針を公表することによって、すなわち市長の思いを市民に訴え、知っていただくこと、これが市長が常々言っている市民本位、市民参加、市民対話そのものだと思いますが、いかがでしょうか、あわせてお伺いいたします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(植條敬介君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 御質問の具体的にどういったことなのかということについて、私のほうから御答弁をさせていただきます。 平成26年度予算編成の基本方針における基本的事項においては「市民本位、市民参加、市民対話による市政運営を念頭に、最少の経費で最大の効果を上げるため、行財政運営の簡素効率化と財政構造の健全化に全力で取り組むこと。」と明記しているところでありまして、これらの基本姿勢は終始一貫しており、予算編成に際しても同様でございます。 予算編成方針そのものが、具体的にどういうものかというところでございますが、事務事業の取捨選択を旨として、市民ニーズに即応した施策を要求すること、一般行政経費については原則一般財源ベースで前年度当初予算額を上限とすること、また投資的経費の要求については投資効果等を十分に検討し、真に市民生活の質の向上、地域の活性化に資する事業に限定する等々を列記しているところでございます。 したがいまして、予算編成方針につきましては、厳しい財政運営を余儀なくされる状況下においても健全財政を堅持しつつ、あるべき市政の姿を毎年度の予算として具現化するためのものであると認識をいたしているところでございます。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長 好井和彰君              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 予算編成方針の公表についての御質問にお答えいたします。 予算編成方針は、例年10月下旬に職員に対し庁達し、予算編成に向けた基本方針を示しているところであります。 一方、市民への公表につきましては、これまでは当初予算が議決となった後、予算の概要とともに編成方針の一部をホームページに掲載もいたしております。 さきの定例会の一般質問においても御答弁申し上げておりますが、当市の予算編成方針の性質は、予算要求に当たっての職員向けの庁達ということではございますが、開かれた市政の推進や行政の透明性確保の観点から、これまでも特に非公開扱いということではございません。今後の公表方法等につきましては、十分に意を配してまいりたいと考えてございます。 なお、予算審議を深めていただくための判断材料という御質問もございましたが、先ほど市長から御答弁申し上げました施政方針のほか、議会基本条例第8条の規定に基づきまして新規事業のうち重要なものにつきましては、政策の発生源や提案に至るまでの経緯など、7項目等を明らかにするための説明資料もあわせて提出いたしておるところでございます。御理解を賜りたいと存じます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 予算編成方針の中身は、私も理解してます。市長の思いが入っているかという質問ではなくて、入っているでしょうということを認識させてくださいよということで、1番目は質問いたしました。 そして、2番目の質問は、そういうことであれば公開したらどうですかと、我々にも文書をいただきたいですということを言いました。 なぜそういうことを言うかといったら、先ほど言ったとおりです。予算審議も深まります。皆、そういう市長の思いが入っているわけですから、それを伝えるということは、それを市民が知って、本来の市長の言われる市民本位、市民参加、市民対話ということになってくるという、そこを言ってるわけです。 そこで、今総務部長のほうから答弁いただきました。非公開扱いではないということです。今、県内8市において、どこが公表して、どこが公表してないか、わかりますか、御答弁ください。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 予算編成方針の公表状況でございます。策定時期につきましては、いずれも9月から10月にかけてでございまして、2市を除く6市が記者発表をいたしております。議会報告につきましては、4市でございます。ホームページ上での公表は7市でございまして、そのうちには坂出市の一部の公表も含んでおります。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) ありがとうございました。 そのとおりです。実際、予算編成方針がホームページに全文記載されているのは、県内8市ありまして6市がそういうことをやっております。やっていないのは、坂出市と善通寺市だけです。そして、非公開扱いするものではないと言われますが、なぜホームページに全文載せることができないんでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 予算編成方針の今後の公表の方法、内容、また時期などについても再考もいたしたいと考えてございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) きのうの山条議員の犯罪被害者の相談窓口と同じですよ。ほかの市がやってると、何で検討するなのか、設置すると言えばいいじゃないですかと言えば、副市長が設置しますというような話がありました。なぜできないんですか、なぜ検討する。ほかの6市はやっているわけです。もう一度御答弁願います。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 予算編成方針の公表につきましての再度の御質問でございます。 先ほども御答弁申し上げましたように公表方法、内容、時期などについては、改めて検討させていただきたいと考えております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) わかりました。前向きに検討して公表するようにしていただきたいというふうに思いますので、これ以上申し上げません。 次に、予算編成の中の基本方針についての質問をいたします。 最近市長は、一般質問の答弁で以前にも増して財政面の厳しさを言われるようになったと私は感じています。将来お金がかかる事業がめじろ押しのことを考えますと当然のことと思いますし、財政状況を中期的に捉えることは非常によいことだと思います。 そこで、基本方針ですが、私は経費の積み上げは、単に前年度予算額を上限にするというのではなく、ゼロベースからの積み上げを原則としたほうがよいのではないかと思います。 行財政改革をやっていますが、行財政改革実施計画の項目に載っていない補助金の削減、各イベント事業の見直し、例えば瀬戸大橋駅伝の開会式参加者への記念品、出初め式でのお土産など、ほかにもたくさんあると思いますが、廃止できるものは廃止していけばいかがでしょうか。もちろん選手などへの記念品は別ですが、金額の影響は小さいかもわかりません。しかし、できるものからこつこつ努力していくことが肝心だと思いますので、基本方針の中で無駄と思われるものは徹底して省くという意味から、経費については原則ゼロベースで予算編成に当たるとすればよいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) ゼロベースの予算編成についての御質問にお答え申し上げます。 本市における予算編成に当たりましては、基本方針において「聖域なくすべての経費について徹底した見直しを行う」と明記しておりまして、また査定作業におきましても部課ごとに対前年予算に基づく配分額を割り当てるという方法もとっておりません。例えば一般行政経費ですと原則前年度予算額を上限というような書き方をしておりますが、投資的経費の場合ですと投資効果等を十分に検討し、真に市民生活の質の向上、また地域の活性化に資する事業に限定してくれというような表現にもなっております。さらに、要求段階で部課ごとの要求額の総額に上限を設定するという方法は、今のやり方ではとっておりません。全ての経費にわたりまして、査定段階におきましても1件ごとの積み上げの査定を行っておりますので、ゼロベースの予算の考え方も取り入れた編成、査定になっているものと認識をいたしております。 平成26年度の当初予算編成過程におきましても、先ほど申し上げましたように一般行政経費については前年度予算額上限ということでございますが、これらの要求段階におきましても各部局におきまして職員一人一人がコスト意識を持って、あらゆる経費の節減に不断の取り組みを行い、事務事業の簡素合理化を図り、歳出総額の抑制に努めるとの方針を周知したところでございます。 これまでも御答弁申し上げておりますが、現状においておのおのの職員が十分にこうした認識を持って予算要求に当たっているものと捉えてございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 前年実績を上限にするということは、それは一つの考え方であります。しかしながら、時のニーズによって超えるということもありますし、私が言いたいのは無駄を徹底的に省いていきましょうと、そうするためにはゼロベースからやれば一番いいんじゃないでしょうかということでございますので、よくお考えいただきたいというふうに思います。 次に、中期財政計画についてお尋ねいたします。 中期財政計画の公表についても、私はもう何度も質問をし、その都度、手持ち資料として作成するが、それを公表すれば市民に誤解を招くおそれもあるという理由で公表はしないとかたくなに答弁されてきました。そして、3月議会で状況が変われば試算値と差異が生じてきます。では、その都度改めて試算をすればよいという考えもあろうが、その作業にはかなりの時間、労力を必要とするし、こうした試算を頻繁に繰り返し公表しても有意性は高いものではないと答弁されました。 確かに言われるとおりでございます。私は、状況が変化するたびに中期財政計画を見直せと言っているのではありません。予算編成をするときに、その時点での財政状況がどうなっているのか、本市を取り巻く環境がどう推移していくのかを勘案して、中期財政計画を作成しているというふうに思いますし、大きな政治経済の変動、あるいは大災害が起こったときなどは別にしまして、原則年1回の作成で十分だというふうに思います。公表して、もし市民から何で数値が違うんですかという質問があったときには、私は作成時における前提条件と今の状況が違いますよと説明すれば、わかっていただけるというふうに思っております。 そしてまた、3月定例会で当時の総務部長から土地開発公社の解散に伴う第三セクター等改革推進債を発行するに当たって、中期財政計画を作成して県には提出しています。ただし、これは市民への公表は義務づけられていませんので、しておりませんという答弁もいただきました。このやりとりを聞いていた私の厳しい支援者から次のように言われました。 市は、県には提出しているということは、県に向いて仕事をしているんですか。義務があるなしということで判断して仕事をしているのであれば、市長の言われる市民本位、市民参加、市民対話という意味はどこにあるのかと。なかなか手厳しい内容でございました。私は、それを聞いてなるほどなと感心させられましたが、市長はこの市民の声、意見をどのように受けとめられますか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 中期財政計画の公表に対する考えについての御質問でございます。 昨年、坂出市土地開発公社解散に伴います第三セクター等改革推進債を発行するに当たりまして、県のほうに提出いたしました中長期的な財政試算に関しまして3月定例会において答弁申し上げました趣旨は、三セク債発行の申請に際して、財政状況の見通しを示す資料の添付が必要であったこと、またその公表の要否も含めまして、こういう制度になっているという、制度としての概略をお示しさせていただいたものであると認識をいたしております。 なお、さきの三セク債発行に際しまして作成をいたしました財政試算につきましては、そのときの三セク債の発行申請額10億円余りの起債に伴いますその後の償還計画の策定に当たりまして、通常どおりの10年償還を行っても後年度の本市の財政運営に大きな支障を来すものではないということを県に向いて示すための試算でございました。 なお、今後長期的な本市の財政運営に影響を及ぼすような大規模プロジェクトなどを計画する際には、当然その裏づけとなるような財政の試算も不可欠となってまいります。その節には議会を初め、市民の皆様方とともに議論を深めてまいりたいと考えております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) そういうあたりは私も理解しておるつもりでありますけども、答弁の内容が、義務がありませんからしませんというのは、本来の仕事のやり方かなと非常に疑問に思いました。私は支援者からのそこを突かれた意見をなるほどな、そのとおりだなというふうに感じました。そこらあたりは市長の答弁ありませんでしたから、市長にぜひお願いしておきたいというふうに思います。 今回は中期財政計画を公表してはどうかというような質問はいたしませんが、先ほど総務部長の答弁にありましたように、県内他市並みに公表できるよう改めて検討していただければ幸いでございます。 ところで、高松市など他市の状況は御存じですか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕
    ◎総務部長(好井和彰君) 中期財政計画につきまして、他市の公表状況についての御質問でございます。 公表が義務づけられております公的資金補償金免除繰上償還に係る財政健全化計画を除きまして、それ以外の中長期的な財政計画試算につきまして、県内8市のうち高松市を初め5市が公表しているものと把握をいたしております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) もう5市が公表しているということでございます。それに倣っていただきたいというふうに思うんですが、もっと一歩進んで高松市の場合は概算要求した各課のそれぞれの額がそのままホームページに載ってるわけです。概算要求して決まった額、その差もちゃんとホームページに出てる。そういう流れをずっとホームページで市民の方にお知らせしてる。そこまでせえとは言いませんけども、できるだけ他市のいいところをとっていただいて、倣っていただければというふうに思います。これ以上言いませんが。 次の質問に入りますが、これも最初にお断りしておきますけども、市長を初め理事者の皆さんには耳の痛い質問になるかもしれませんが、御容赦願いたいと思います。 昨年からことしにかけて、市の職員が酒気帯び運転により検挙されるという問題が2件発生しました。 そこで、職務上の交通事故防止と職員の不祥事に関する再発防止策について、組織としてどのように取り組んでいるかなどについてお尋ねいたします。 まず、交通事故についてでございますが、最近の市職員の交通事故発生状況についてお聞きしますと、平成23年度が37件、24年度が29件、25年度は37件となっています。3年間の合計をしますと103件ですが、これは公用車と職員の自家用車の合計であります。そのうち公用車での件数は47件ありました。この公用車での事故のうち、相手方に損害賠償として市が支払うものについては、市長の専決処分として毎回、定例議会の事前委員会などにおいて報告されています。専決処分で報告された交通事故の件数は、平成23年度が11件、24年度が13件、そして昨年25年度は9件となっています。3年間を合計しますと33件で、単純に平均しますと年11件発生していることになります。そのうち人身事故は2件発生しています。大まかに申し上げますと、大体月に1件、交通事故が発生しているということになります。事故の原因の多くは、車を運転する職員の安全確認が不十分だということです。 そこで、お尋ねいたしますが、最近3年間の専決処分された交通事故の発生状況及び事故の原因が職員の安全確認が不十分ということをどのように考えられているのか、そしてまた事故が多発する要因は何であるのか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 職員の交通事故等の防止についての御質問のうち、過去3年間の事故発生状況について御答弁申し上げます。 事故発生状況と、また安全確認が不十分という事故原因について、どのように考えているのか、また事故が多発する要因は何であるのかとの御質問でございます。 まず、公用車での交通事故が毎年相当数発生しておりますことに対しまして、心よりおわびを申し上げます。 事故原因につきましては、走行時における周囲の確認不足や狭小な場所における運転操作の誤りなど、職員の注意不足に起因するものから、また一方では職員の過失割合が極めて小さいものもございますが、事故の多くは交通事故の防止や交通法規を遵守した安全運転意識が希薄であったため招いたものでございまして、運転時に細心の注意を払い、安全運転を常に心がけることにより、事故を回避することも可能であったのではないかというふうに考えております。 こうした結果、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけいたしましたことについては、まことに遺憾なことでございまして、大変重く受けとめております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) わかりました。 飲酒運転とか酒気帯び運転は別にしまして、専決処分で報告される交通事故に対して、事故を起こした人には、例えばペナルティーで期末手当が他の人より若干少なくなるのではないかというふうに私は思っておりましたけども、職員課に聞いてみますと民間と違ってペナルティーは特にないということです。細かいことは申し上げませんが、少し規定が甘いように思いますし、人身事故の場合は何らかの処分が必要だと思いますが、どのように考えられていますか、お伺いいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 事故を起こした職員へのペナルティーについて御答弁を申し上げます。 現在、本市におきましては交通事故を起こした職員に対する懲罰として、一律に勤勉手当を減額するなどの措置は講じておりませんが、勤務評定を通しまして昇給なり勤勉手当の成績率に影響を及ぼす可能性はございます。 また、仮に職員の著しい過失により重大な事故が発生した場合については、人事院の指針等を参考とした懲戒処分など、厳正な対応が必要となってまいります。さらに、交通事故に伴う刑事処分の量定によっては、地方公務員法の規定によりまして失職となる場合もございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) よくわかりました。ありがとうございました。 次に移りますけども、一番大事なことはもちろん事故を起こさないことですが、事故を起こした場合は再発防止策が重要であると思います。 そこで、市の公用車は今260台あると聞いておりますけども、そういう場合、安全運転管理者を任命して、警察のほうへ届けなればならないということになっていると思いますが、その点はどのようになっているのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 安全運転管理者の任命について御答弁いたします。 まず、市立病院を含めました本庁部門といたしまして、安全運転管理者には職員課長を選任いたしており、また副安全運転管理者といたしまして市民生活部で2名、健康福祉部で1名、建設経済部で1名、教育委員会で1名、市立病院で1名、合計6名を選任し、公安委員会へ届け出をいたしております。 また、消防本部と水道局におきましても、それぞれ独立した事業所として安全運転管理者を選任しているところでございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 体制は十分に整っているということはわかりました。ありがとうございました。 そして次に、安全運転管理者が中心となって、事故を起こした課の課長とともに、職員に対する指導や適切な訓練など、安全運転を確保するための再発防止策が示されるというふうに思うわけですけども、その手続について教えていただきたいと思います。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 再発防止策の手続について御答弁申し上げます。 交通事故が発生した場合、職員は事故現場、警察署等での事故処理終了後、遅滞なく書面による事故報告書をみずから作成し、所属長を経由して安全運転管理者、一般的には職員課長でございます。安全運転管理者に報告することといたしております。 また、各所属長は、事故の状況及び原因を確認するとともに、再発防止策を検討するため、当該運転者、また同乗者、上司、同僚の中から所属長が指名をする者をもちまして構成いたします事故再発防止検討会をその都度、遅滞なく招集いたしまして、さらに当該運転者はその検討会での検討内容を概要報告書として作成いたしまして、交通事故報告書と同様に安全運転管理者に対して提出するということになっております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 再発防止策の作成についても十分理解できました。ありがとうございます。 しかしながら、せっかく再発防止策をつくったとしても残念ながら現状は、事故を起こしたのがほかの課であればもう自分とは関係ない、全く関知しないように見受けられます。もっと言わせていただくと、自分の所属する課で事故があったとしても、自分とはもう関係ないと思われているのではないでしょうか。ですから、再発防止策をつくっても全く歯どめがかからないというか、次から次へと事故を起こしてしまうという結果になっているというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 再発防止策をつくっても歯どめがかかっていないのではないかといった御質問でございます。 御指摘のとおり職員が当事者となる交通事故が後を絶たない現状を踏まえ、飲酒運転や交通事故防止に向けた具体策の検討や情報の共有を図るため、昨年8月には副市長を本部長といたしました坂出市職員飲酒運転および交通事故等防止対策本部を設置したところであり、これまでに6回の本部会も開催する中で、アルコールチェッカーの購入、また交通キャンペーンへの参加、また市職員が当事者となった交通事故の情報の共有化などにも努めてまいったところでございます。 また、生活課の公用車につきましては、新規購入の際には可能な限りバックモニターを装備するなどの対策も講じておりまして、今後も引き続き、当対策本部を中心といたしまして交通事故防止に向けて粘り強く取り組んでまいらなければならないと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 対策本部が十分に機能していくということを期待しております。 先ほど生活課の新規車の件につきましてもお話がありましたけども、ここで非常に名指しして申しわけありませんが、専決処分で報告される交通事故の多くは生活課が占めております。車での業務、また車の台数も多いので確率的にはそうなるのではないかということも十分わかりますが、やはり事故はいけません。 そこで、提案ですけども、事故を起こしたときは、次の日の朝始業時間前に全員を集めて、全員の前で課長がその事故の内容、原因などの報告を行って、その後、部長が訓示して、無事故、無災害の啓発及び課員全員が自分自身の問題だと認識してもらうことによって、再発防止に努めるべきだというふうに私は考えますが、いかがでしょうか。 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 議長─市民生活部長 ○議長(植條敬介君) 市民生活部長 平田敏夫君              〔市民生活部長(平田敏夫君)登壇〕 ◎市民生活部長(平田敏夫君) 生活課での交通事故を起こした職員に対する再発防止策について、御質問にお答えします。 まず、事故を起こした職員に対しては、当日、直ちに状況確認を行い、厳重に注意するとともに交通事故の原因を自己分析させることによって、当事者自身の交通安全意識を高めるように個別指導を行っております。 また、朝礼にて課長より全職員に安全運転の再徹底及び交通マナーを守るよう注意喚起も行っております。 なお、定期的に開催しております生活課内の安全衛生委員会では、業務別の班長、代表者及び私も出席する中で交通事故状況の報告及び今後の事故防止策の検討を行っており、その折には私より職員一人一人の安全意識の徹底を図っているところでございます。 いずれにいたしましても、継続的に繰り返し職員の意識啓発に取り組むことが重要であると考えておりまして、今後とも機会あるごとに交通安全意識の高揚に取り組んでまいりたいと思っております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 答弁ありがとうございます。 事故を起こした人は、今度は絶対やらんというふうに思ってますよ。問題は、起こしてない人が自分自身の問題だというふうに捉えること、これが大事だというふうに思います。そして、時を得ずして、いつも定期的にやってる会合でこれはだめですよって言うんじゃなくて、実際目の前に起こった事故に対してこうこうだからいかんと、みんな心を合わせて安全に努めていかんかというような形をとるほうが、即効性があって課員全員の心に響いてくると思うんです。会議ではいつも同じことを言ってるわけですから、なかなか効果が生まれてこない。私もそういう経験随分ありますけども、私は即効性で事故が起こった後は、翌日必ず部長が向こうへ行ってお話しするほうが効果があるというふうに思いますので、ぜひ検討していただければというふうに思います。 次に、酒気帯び運転ですけども、平成25年7月と平成26年4月の1年以内に2件も職員が検挙されました。これは公務員だからというのではなくて、社会人としてもしてはいけないことであります。もう私も酒が好きなほうでよく飲みますけども、注意しなければならない点は、夜遅くまで飲んだ次の日の朝の運転だと思います。自分自身はもう大丈夫だと思ってるんですけども、ところがどっこいお酒が残っているということがあるかもわかりません。他人事でなく自分自身のことですので、お酒を飲む方はお互いに十分に注意しなければならないというふうに思います。 話を戻しますが、2件の酒気帯び運転で、それぞれ失職、停職3カ月と処分されました。それと同時に、処分された2人の直属の上司、課長も訓告処分を受けました。監督責任というのであれば、最高責任者である市長の責任が問われるのではないかと思います。少なくとも課長だけが処分されるものではないと考えますが、いかがでしょうか、市長のお考えをお尋ねいたします。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○議長(植條敬介君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 酒気帯び運転に対する監督責任について御答弁を申し上げます。 まず、公務員における懲戒処分は、任命権者が職員の一定の義務違反に対し、道義的責任を問う処分でございます。それによって、その地方公共団体における規律と公務遂行の秩序を維持することを目的とするものと認識いたしております。 また、職員の義務違反に対して懲戒処分をするかどうか、また懲戒処分を行う場合にいずれの処分にするかということにつきましては、任命権者の裁量によって決定すべきものとされております。 さらに、人事院の懲戒処分の指針におきましては、特に組織的に行われていると見られる不祥事に対しては、管理監督者の責任を厳正に問う必要があることと付言もされております。したがいまして、今般の各事案につきましては、結果は非常に重大であったものの、公務外での非違行為であったことや組織的な不祥事ではなかったことなどを考慮いたしまして、直属の上司として酒気帯び運転を未然に防ぐことのできなかったことに対する監督責任によりまして、非懲戒処分としての訓告を行ったところでございます。 なお、飲酒運転や交通事故の事案に限らず、重大な不祥事が発生した場合における市長の責任については、坂出市職員懲戒審査委員会の意見も求める中で、事案ごとに総合的に判断をいたしているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 一応わかりました。 ちょっと民間と違うというような感じを受けますし、それでいいのかなと。私は市長みずからが自分自身を訓告処分にするというのが正しいんではないかというふうに、私自身は思ってますけど、やっぱりそういった制度がないというふうなことでございますか。ちょっと納得できないところもありますけども、次に参ります。 そして、その監督責任は酒気帯び運転を未然に防ぐことができなかったことによるものとされております。じゃあ、どのようにすれば未然に防げたと思われますか。この点について、本来市長が訓告処分しているわけですから、市長のお考えをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○議長(植條敬介君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) どうすれば酒気帯び運転を防げたのかという御質問にお答えをいたします。 これまで交通法規の遵守、とりわけ飲酒運転の撲滅については庁達などにより機会あるごとに注意喚起を行ってまいりました。また、先ほど御答弁いたしましたとおり昨年8月には坂出市職員飲酒運転および交通事故等防止対策本部を設置し、飲酒運転等の撲滅と住民の信頼回復に向けて、全力で取り組んでまいったところでございます。そのような中で、再び職員が酒気帯び運転で検挙されるという事案が発生しましたことを市民の皆さんに心からおわびを申し上げたいと思います。 また、今般の事案を未然に防ぐことができなかったのかということは、まさに痛恨のきわみでありまして、飲酒運転の撲滅のみならず、不祥事の防止に向け、職員への指導監督に引き続き全力で取り組んでまいりますが、何より職員一人一人が全体の奉仕者としての自覚に基づく服務規律の確保について重大な決意を持って臨むことが肝要であろうかと思います。 今後ともより一層、私を初め管理監督者の立場にある者は、その職責の重要性を認識して、部下の職員に対して粘り強く指導監督に当たらなければならないと考えております。未然に防ぐことに完全な方策があるとは思いませんが、粘り強い努力を続けるしかないのかなと思いまして、今後とも機会あるごとに粘り強く指導監督に当たってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) 市長、どうも御丁寧な答弁ありがとうございました。 私も現役でやってるとき、これは本当に悩みました。いい答えが出ないんです。だから、私は本当に継続的に教育するということ、それと全員がやっぱりコミュニケーションをよくして、同じ方向に向かっていく、そういう気持ちを一体化していくということが大事じゃないかなと思ってやってきましたけども、いい答えはなかなか出てきません。それでも事故は起こります。今の市長の答弁、よくわかりました。 次に移ります。 それと、交通事故に限らず、職員として守らなければならないことがいろいろあると思いますが、そういった教育、研修は定期的に実施する必要が、私はあるというふうに思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○議長(植條敬介君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 職員研修についての御質問にお答えいたします。 職員の遵守事項に関する研修につきましては、初任者研修における地方公務員法や公務員倫理の講義など、時期を捉え実施してまいったところであります。 また、先月28日には外部講師を招聘いたしまして、全ての部課長級職員を対象とした不祥事防止マネジメント研修を実施したところでございます。 今般の不祥事を教訓として、職員研修の計画的な実施や庁達など、あらゆる手段を通じて職員一人一人の法令遵守意識の醸成に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) ありがとうございました。 ぜひ継続的に研修を続けていただいて、職員の質が上がり、不祥事が起こらないような形でぜひお願いしたいというふうに思います。 次に、今世間で問題になっている危険ドラッグや覚醒剤などの問題及びいじめ問題に対しまして、未然に防止するために教育現場でどのような対応をしているかなどについて、教育長にお尋ねいたします。 ことし5月、福岡県春日市立小学校の校長先生が覚醒剤所持の容疑で高知県警に捕まったことは記憶に新しいと思います。そこで、春日市教育委員会は全教職員758名の顔の絵と私はしませんと誓う言葉を入れたポスターをつくって職員室などに掲示しているという記事が、8月15日の四国新聞に掲載されておりました。これがそのポスターであります。再発防止に向けたなかなか奇抜なパフォーマンスだと感心させられましたけども、今全国的に危険ドラッグの通報や相談がことしに入って急激にふえているとマスコミ報道されております。 先日、坂出警察署にお邪魔して、その関係のことを聞いてきましたけども、統計的に昨年より何件ふえているということはわかりませんが、親御さんが子供のことで相談に来る件数は確実にふえているということでございました。先ほど申し上げましたように校長先生が捕まるなどということはあってはならないことですし、教職員の覚醒剤などの薬物の使用、また子供たちが危険ドラッグなどに手を染めないよう未然に防止するために、どのような対応がなされているのか、お尋ねいたします。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○議長(植條敬介君) 教育長 三好康弘君              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 薬物等の使用に対する未然防止策を教職員、児童生徒に対してどのように行っているかについてお答えをいたします。 まず、教職員に対する指導、啓発についてでございますが、日ごろから校長会で綱紀の保持について、子供を指導する立場にある教師には常に一般の人より高い倫理性が求められること、一人の違法行為であっても教育全体への信頼を大きく損なうこと、そして何よりも多くの教え子への背信行為であることなど、法や心に訴える内容について繰り返し意識喚起してきております。 最近問題になっております危険ドラッグ等につきましても、先般その危険性や違法性について示達したところでございます。 次に、小中学校における薬物乱用防止教育は、健康教育推進の観点から小学校では体育、中学校では保健体育の保健領域を中心に、さらに小中学校とも教科以外でも学級活動などで取り組んでいるところであります。その内容は、小学校ではシンナーなどの有機溶剤を取り上げ、1回の使用でも死に至ることがあり、乱用を続けるとやめられなくなり、心身の健康に深刻な影響を及ぼすことを理解できるように指導しています。中学校では、覚醒剤や大麻を取り上げ、摂取によって幻覚を伴った激しい急性の錯乱状態や急死を引き起こすこと、薬物乱用を続けることにより依存症があらわれ、精神や身体に苦痛を感じるようになることなど、さまざまな障害が起こることを指導しています。さらに、薬物乱用は犯罪であり、強盗、殺人などの犯罪を誘発し、家庭崩壊や社会秩序の破壊などの原因となることもあわせて指導しているところであります。 また毎年、薬物乱用防止教室を多くの小中学校で開催しており、警察官、保健所職員、薬剤師など、専門知識のある方を講師に招くなど、各学校がそれぞれ工夫して進めているところでございます。 教育委員会としましては、今後も学校における薬物乱用防止教育を一層工夫、充実するとともに、家庭や地域における薬物乱用防止の啓発活動を関係機関との連携のもと、進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) どうもありがとうございました。 薬物乱用防止教室など、頑張っていただきたいというふうに思いますし、それと夏休みに東部小学校の児童会のメンバーが、市内の13の小学校に全ての小学校の力を合わせて、いじめ問題を考えようという呼びかけをし、坂出市連合児童会が発足したという記事が載っておりましたが、そこで坂出市連合児童会発足のいきさつと今後の活動内容についてお伺いいたします。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○議長(植條敬介君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) いじめゼロ宣言に関し、坂出市連合児童会発足の経緯と今後の活動計画についてお答えします。 市内中学校生徒会については、従前より国立も含め7中学校の生徒会役員が集まる連合生徒会が毎年開催され、学校生活向上を目指す情報交換などの活動がされておりましたが、小学校にはそのような組織がありませんでした。昨年、中学校連合生徒会でのいじめゼロ宣言の取り組みを聞いて、小学校でも機運が高まり、東部小学校の児童が各小学校に連合児童会の設立を呼びかけ、それに応えて夏休みに児童会の代表が東部小学校に集まりました。 当日の活動内容は、各小学校のいじめ防止への取り組み等が発表され、意見交換をした後、自分を高める強い気持ち、友達のよさや違いを認める広い心、いじめを許さない心を持つなどといういじめゼロ宣言を採択するとともに、学校生活の向上を目指す標語を集めた日めくりカレンダーを作成しております。このいじめゼロ宣言は、2学期、各小学校で周知され、全ての小学校がいじめをなくす活動に取り組むことになっております。 また、カレンダーは各小学校に掲示され、活用されております。連合児童会に大きな手応えを感じた児童は、冬休みに再び集まって、2学期の取り組みの成果を発表し合おうと計画しているとのことであります。 教育委員会といたしましては、来年度以降もこの取り組みを継続し、子供たちがいじめを自分たちの問題と捉え、その対応をみずから考え、みずから行動する取り組みを積極的に支援してまいります。 以上でございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) どうもありがとうございます。 いじめをしているかということについては、先生よりも親よりもクラスの仲間たちが一番よく知ってると私自身は思っとるんです。そういう意味で、子供たちがそういうふうにみずから立ち上がっていじめをなくしていこうとすることは、非常にいいことだと思います。 そして、先ほどちょっと教育長も触れられておりましたけども、中学校の生徒会も昨年の夏、生徒会役員が一堂に会し、いじめゼロ宣言を行っています。その後の活動はどうなっているのでしょうか、いじめは少しは少なくなっているんでしょうか、生徒会活動の現状をお伺いいたします。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○議長(植條敬介君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) いじめゼロ宣言以降の中学校の生徒会の動きについてお答えをいたします。 昨年の夏休み、連合生徒会でいじめゼロ宣言がなされました。2学期には各中学校で連合生徒会の報告会が開かれ、生徒会を中心にいじめゼロを目指して工夫した取り組みが展開されております。 本年度も7月29日、旧王越小学校を会場に連合生徒会が開催され、各中学校から昨年2学期以降のいじめをなくす取り組みが発表されました。人権月間に人権集会を開き、いじめをテーマにした人権標語を作成したり、生徒自作の劇によりいじめの醜さや友達の大切さを訴えたり、思いを伝え合うメッセージカードを書いて優しさの輪を広げたりする学校がふえております。 また、朝の挨拶運動や清掃活動もいじめゼロにつなげる環境づくりという視点で見直されております。さらに、運動会などの行事も、特に仲間との協力や団結を大切にする取り組みとしてクラス全員で跳ぶ大縄跳びやよさこいソーランなどを位置づけ、行事を通して一人一人がかけがえのない存在であることを実感したようでございます。 残念ながら、現在これらの活動がいじめの件数の減少にはつながっておりませんが、もう少し長いスパンで見ていく必要があると考えております。 しかし、本年4月に実施した全国学力・学習状況調査では、学校が楽しいと回答した中学生が昨年より増加し、いじめはどんな理由があってもいけないことだと思うと回答した中学生の割合は全国平均を上回っております。 教育委員会といたしまして、今後もこのような生徒主体の活動を活性化し、生徒の声を学校運営に生かす取り組みを推進するとともに、子供たち一人一人に自主・自律の気風が育まれるよう支援してまいります。 以上でございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) ありがとうございました。 きのう不登校の質問もありましたけども、教育長が言われるように子供たち全員にとって学校が楽しい場であると思えるように、先生を初め関係者の気の長い教育対応をお願いしたいというふうに思います。 次に、最後の項目であります新市立病院のことについて、2点ほどお伺いいたします。 市民待望の新市立病院の開院が12月1日と決まりました。入札の不調などで開院が当初予定したよりはかなりおくれましたが、それでも工事で大きな事故もなく、無事に開院できることは非常に喜ばしいことであります。 まず1点目は、駐車場の確保についてであります。 今、立体駐車場が建設されていますが、でき上がりますと162台収容でき、現病院の台数よりも22台ふえるということになります。それでも月曜日の朝は混雑が予想されると思いますが、その対策はどのように考えられているのでしょうか、また病院関係者の通勤用の駐車場も確保できる見通しはついているのでしょうか、あわせてお伺いいたします。 ◎市立病院事務局長(宮竹光浩君) 議長─市立病院事務局長 ○議長(植條敬介君) 市立病院事務局長 宮竹光浩君              〔市立病院事務局長(宮竹光浩君)登壇〕 ◎市立病院事務局長(宮竹光浩君) 新市立病院の駐車場の確保についての御質問のうち、まず月曜の朝などに混雑が予想されるが、その対策はどのように考えているかについてお答えいたします。 市立病院と同規模程度の病院に必要とされる駐車場の台数は、一般的に約200台と言われています。新病院での駐車場台数162台と比較いたしましても38台不足しており、十分とは言えません。そこで、不要な駐車を避けるため有料とし、入院患者さんのお見舞いなどの面会時間は原則午後からとなっていますが、その周知をしっかりと行うなど、駐車台数の管理を図ってまいりたいと考えています。 また、旧坂出幼稚園園庭で夜勤看護師用として約30台駐車できる整備事業を行う予定で、昼間は利用可能と考えております。それでもなお、満車が常態化するなど、必要であれば別の駐車場用地として周辺の民有地の確保も検討してまいります。 次に、病院関係者の通勤用駐車場の確保の見通しはとの御質問にお答えいたします。 現在、車で通勤する職員はおのおのが周辺の民間駐車場を借りています。その数は臨時職員や嘱託員を含め約200人います。既に、新病院周辺の民間駐車場に係る不動産関係者からの案内も何件か来ており、これからそういった駐車場の情報を整理し、希望する職員に提供していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) ありがとうございました。 いつ行っても駐車場あいてますよというんじゃ、また困りますし、やはり月曜日の朝なんかはちょっと今心配なような感じがいたしますので、ぜひ市民の方々にお見舞いの時間の徹底など協力していただきながら対応願いたいというふうに思います。 そして、今定例会で看護科の部局制、給与の改正が提案されています。看護師の皆さんが新しい気持ちでモラルアップして、新病院の業務に取り組むためには私は賛成です。 そこで2点目は、患者接遇の向上についてであります。 この夏のことですが、2人の方からクレームをお聞きしました。1人は、私と同じ地域に住む御婦人の方であります。市立病院へ特定健診に行き、血液検査の結果が少し悪かったので、医師から予約をとりますから内科で診てもらうようにと言われ、予約した日に受診した際に、内科の先生はもちろん特定健診とは違う先生ですけども、その先生からこのような検査結果では大したことはありません。痩せたら治りますよと叱るように言われました。一言文句を言おうと思ったのですが、ただ済みませんと謝って帰ってきたとのことです。もしその先生が開業医でしたら、こういうことは患者さんに言わないというふうに思います。 もう一人は、ことしの4月ですけども、東京から帰ってきた友人の奥様ですが、看護師さんが待合で患者を呼ぶときに、大勢の人がいる中で何々さん、何々の検査に行ってくださいと奥様の名前を大きな声で呼んだそうです。個人情報に関する考え方が少し希薄ではないかと思われたそうです。例えば、銀行の窓口のように番号で呼ぶようにしてくれればありがたいのにと言われていました。私もそのとおりだと思います。 この2つのクレームは、新市立病院の開院を間近に控えている中で、ありがたいクレームだというふうに思います。真摯に受けとめて、患者満足度の向上のために病院関係者全員が新病院の開院、機構改革を機に、改めて患者への言葉遣いを初め接遇の改善に努めなければならないと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市立病院事務局長(宮竹光浩君) 議長─市立病院事務局長 ○議長(植條敬介君) 市立病院事務局長              〔市立病院事務局長(宮竹光浩君)登壇〕 ◎市立病院事務局長(宮竹光浩君) 利用者からのクレームを真摯に受けとめ、患者等に対しての言葉遣いや接遇面の改善が必要ではないかについてお答えいたします。 本院では、日ごろより患者さんが安心して医療を受けてもらえるよう思いやりを持った接遇に努めるとともに、診療内容等を説明する際には、丁寧でわかりやすい説明をするよう心がけておりますが、今回特定健診を受け、内科を受診した際の職員の対応を不快に感じたとの御意見をいただき、言葉遣いを初めとする接遇の重要性について改めて認識したところでございます。いただきました御意見を真摯に受けとめ、今後の接遇教育の内容や方法の改善に生かしてまいります。 現在、患者さんをお呼び出しする際には患者さんの氏名でお呼びをしておりますが、新病院では個人情報保護の観点から、受け付け時に再来機等で受け付け番号票を発行し、その受け付け番号でお呼びすることにしております。 また、診察室に呼び込む際には、各診療科前のディスプレーに受け付け番号を表示することにしております。 本院では、よい医療を提供するためには患者さんとの信頼関係を築くことが重要であり、職員一人一人がさらなる接遇の意識を高めるとともに、引き続き安全・安心な医療を提供できる地域に根差した市民に親しまれる病院を目指してまいります。 以上でございます。 ◆1番(斉藤義明君) 議長─1番 ○議長(植條敬介君) 斉藤義明君              〔1番(斉藤義明君)登壇〕 ◆1番(斉藤義明君) ぜひそのようにお願いしたいというふうに思います。 今回の質問は、交通事故、酒気帯び運転あるいは市立病院の接遇など、非常に厳しいことを申し上げました。また、途中声を荒げましたのはおわびいたします。 しかし、それはやはり市役所、市立病院が市民に支持され、信頼され、愛される市役所、市立病院になってほしいという思いから質問させていただきました。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(植條敬介君) 昼食のため暫時休憩いたします。 午後1時15分に再開いたします。              午後0時14分 休憩       ────────────────────────────              午後1時15分 再開〇出席議員 20名  1番   斉  藤  義  明       2番   出  田  泰  三  3番   若  谷  修  治       4番   茨     智  仁  5番   脇     芳  美       6番   村  井  孝  彦  7番   野  角  満  昭       9番   末  包  保  広  10番   別  府  健  二       12番   前  川  昌  也  13番   大  藤  匡  文       14番   大  前  寛  乗  15番   松  田     実       16番   若  杉  輝  久  17番   松  成  国  宏       18番   吉  田  耕  一  19番   中  河  哲  郎       20番   木  下     清  21番   山  条  忠  文       22番   東  山  光  徳       ────────────────────────────〇欠席議員 2名  8番   楠  井  常  夫       11番   植  條  敬  介       ────────────────────────────〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  市長      綾     宏       副市長     加 藤 悟 史(総 務 部)  総務部長    好 井 和 彰       秘書広報課長  洲 崎 真 治  政策課長    中 西 明 彦       総務課長    前 谷 博 司  税務課長    長 原   敬(市民生活部)  市民生活部長  平 田 敏 夫(健康福祉部)  健康福祉部長  寺 坂 政 喜       けんこう課長  浅 野 武 彦  ふくし課長   木 村 泰 規(建設経済部)  建設経済部長  松 井 基 泰       産業課長    末 永 忠 信(市立病院)  事務局長    宮 竹 光 浩(出 納 局)  出納局長    荒 木 修 二(消   防)  消防長     角 野 正 明(水 道 局)  水道局長    野 方 宏 志       監理課長    向   徳 明  工務課長    山 下 健 一(教育委員会)  教育長     三 好 康 弘       教育部長    藤 村 正 人  教育総務課長  杉之原 智 也       学校教育課長  國 重 英 二  文化振興課長  谷 本 秀 子       ────────────────────────────〇出席した議会事務局職員  事務局長    山 田 秀 男       次長      中 西 佐知子  議事係長    黒 田 佐永子       書記      小 川 直 也  書記      西 野 博 幸       ──────────────────────────── ○副議長(松田実君) 議長を交代いたしました。よろしくお願いいたします。 休憩前に復し、会議を開きます。 12番前川昌也君の質問を許します。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 12番 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) ただいま議長のお許しを得ましたので、市民グループ未来の会の一員として質問に入らさせていただきたいと思います。 最後から2番目ですので、大変お疲れのこととは存じますが、最後まで御清聴よろしくお願いいたします。 それでは、まず初めに第5次坂出市総合計画とグランドデザインについてお尋ねいたします。 まず最初に、総合計画、グランドデザインについて、何点かお伺いいたしますが、内容については昨日、山条議員、別府議員の答弁にありましたので割愛させていただきます。 では、グランドデザインについて、市長は最近よくグランドデザインと言われておりますが、どのような形のものにしていくのか、お示しください。お願いいたします。 ○副議長(松田実君) 答弁を求めます。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○副議長(松田実君) 市長 綾  宏君              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 12番前川議員の第5次坂出市総合計画とグランドデザインについての御質問にお答えをいたします。 グランドデザインはどのような形で示そうとしているのかという御質問でございます。 グランドデザインの内容につきましては、昨日、21番山条議員に御答弁申し上げましたとおり既存の道路や各種公共施設の整備、施設移転後の跡地の有効活用など、本市の市街地におけるハード面の将来の姿をお示しするものでございます。 お示しする具体的な体裁といいますか、現在検討段階ではございますが、事業名、事業概要、概算事業費等を取りまとめるとともに、1枚の地図上に各道路や施設を描き、できるだけコンパクトでわかりやすく、将来の坂出の市街地の形態が、一目で将来像が想像できるような内容になるべくしたいなと思って検討を進めているところです。 以上です。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) ただいま答弁をいただきましたが、私の大体思っているようなことだと思います。 グランドデザインは、壮大な図案や設計、着想を指すと言われておりますが、私はやはり鳥瞰図というようなもの、また予算なども入れた、できるだけ市民にわかりやすいものにしていただきたいなと思っております。 さて次に、総合計画について、現在の取り組み状況と進捗状況については、これも昨日御答弁がありましたので割愛させていただきますが、第4次総合計画は平成18年度から27年度までの10カ年計画でありまして、市民と行政が共通の目標を持ち、共働して新たなまちづくりに取り組む将来像を「瀬戸内の交流拠点 活力とふれあいの坂出」と定め、6つのまちづくりの基本目標と6つの施策体系が示され、また諸施策を展開することとしておりました。 そこで、お伺いいたしますが、この第4次坂出市総合計画のこれまでの検証結果といいますか、それはどのようになっておりますか。
    ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○副議長(松田実君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 第4次坂出市総合計画の検証結果についての御質問にお答えいたします。 第4次総合計画につきましては、現在その計画に沿った各種施策に鋭意取り組んでいるところでありまして、現時点での検証については困難というふうに考えておりますけども、今後実施する予定であります市民意識調査や庁内の各課へのヒアリングなどを通して、検証はしてまいりたいというふうに考えております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今の時点ではまだ困難ということで、しかしながら第5次に向けては各課のヒアリング等を通していろいろと検証していただきたいと思っております。 次に、市民意識調査についてです。 昨日の答弁で、総合計画に係る市民意識調査としては、コンサルタント会社と策定業務委託契約し、アンケート調査の準備を今しておる段階で、9月から10月にかけて市民へのアンケート調査を実施し、本年度中に分析及び庁内各課のヒアリングなどをし、市民懇談会等を行う予定で、平成27年度末までに成案としてまいりたいという答弁がされたと思います。 市民意識調査は、幅広い施策に対する市民の意向、施策ごとの満足度、将来像など、市民の考えを把握するものでありまして、そこでお伺いいたしますが、前回は満20歳以上の市内在住者の中から4,400人を無作為抽出して実施しております。今回の調査対象について、人数、年齢層、地域別など、どのような方法をとるのでしょうか、また調査項目はどのようなものになるのか、お知らせください。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○副議長(松田実君) 副市長              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 市民意識調査についての御質問にお答えをいたします。 市民意識調査につきましては、現在調査項目等の検討を行っている段階ではございますが、前回と同様の市内在住の満20歳以上の市民の皆様の中から地区別に、傾向の把握に必要な人口にも配慮いたしまして、約4,400人の方にお願いいたしたいと考えております。 また、調査項目につきましては、回答者の性別、年齢などの属性、本市のまちづくりに対する評価と重要度、本市の居住環境に対する思いなどの項目を想定をいたしており、本市のイメージや戦略づくり及び市民の皆様に今後も住み続けていただきたいと思っていただけるために必要な施策の展開の参考となるものを得ることができればというふうに考えております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 調査の対象については、前回と同じということで、いろんな住環境の整備とか、そういうものを項目に入れたいということでありますが、できるだけ住みよいまちづくりの施策とか人口減対策の施策とか、今現在行っているさまざまな施策などなど、調査項目の設問に挿入していただきたいと思います。 そして、総合計画にしても、グランドデザインにしても、市民がどのようなことを望んでいるのか、これを参考にすべきだと思います。そして、これらを参考にしてグランドデザインにも反映させていただきたいと思います。そのことについてどう考えていますか、よろしくお願いいたします。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○副議長(松田実君) 副市長              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 市民意識調査の結果はグランドデザインに反映されるのかということでございます。 市民意識調査では、グランドデザインについての直接的な設問というのは予定しておりませんけども、調査結果において参考となる項目については反映させてまいりたいというふうに考えております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) できるだけグランドデザインに反映させていただきたいと思いますが、この総合計画とグランドデザインについていろいろな点で違いもあろうかと思いますが、どのように整合性を持たせるのか、お伺いいたします。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○副議長(松田実君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) 第5次坂出市総合計画とグランドデザインは、どのように整合性を持たせるのかという御質問でございますが、昨日御答弁申し上げましたとおり次期総合計画は、本市の最上位の計画としてまちづくりの基本構想と位置づけるものであります。グランドデザインについても、当然その一部分を構成するものであり、基本構想の理念を反映させていくべきものと考えており、今後の総合計画策定作業を進める中でグランドデザインとの整合性につきましては、グランドデザインの種目でありますとか、そういったものが総合計画でどういうふうになっていくのかという中で、矛盾をしない、逆に整合性をとれるように十分留意をして総合計画策定に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 当然、総合計画とグランドデザインについては整合性を持っていただけるように、本当に注意してやっていただきたいなと思っております。 次に、総合計画とグランドデザインはともに本当に大切な事業計画であると思います。策定に当たっては審議会や委員会等において十分な議論が必要だと思いますし、専門家の意見も取り入れなければならないと私は思っております。 総合計画のスケジュールは、きのう答弁がありましたので割愛させていただきますが、グランドデザインについては、きのうの答弁で市長が具体的に京町線の道路やそれに隣接する道路、新庁舎、人工土地、市立病院の跡地、文教地区一帯など、具体的に考えていると言っていたと思いますが、財政的な裏づけも必要ですので、私は市長が3期ということで、その任期中に着手できるものに限ってはどうかと思っております。その考え方について、それとスケジュールについてお示しをいただきたいと思います。 ◎市長(綾宏君) 議長─市長 ○副議長(松田実君) 市長              〔市長(綾宏君)登壇〕 ◎市長(綾宏君) グランドデザインのスケジュールについての御質問にお答えいたします。 グランドデザインにつきましては、昨日、21番山条議員に御答弁申し上げたように、現在私の公約でもありました新市立病院が12月の開院に向け、いよいよその全容が明らかになりつつあります。京町線につきましても整備後の形が少しずつですが見え始めておりまして、それに対する市民の皆様の期待もひしひしと感じているところでございます。 また、どういうふうになるのかという御質問をよく受けるところではございます。こうした流れをとめることなく、長期的なまちづくりの方向性を市民の皆さんとともに共有するためのグランドデザインはぜひ必要でありますし、坂出に住みたいと思えるまちづくりのために不可欠であると考えております。 もちろん、それには御指摘のように一定の実現性を担保されなければなりませんので、財政的な面とか、そういういろんなもろもろ、法律の中にもあります、道路等に関しましては。私の任期中に着手できるものなどについて、議員おっしゃるようにお示しをしてまいりたいと存じます。 なお、昨日も申し上げましたが、建設物価の高騰などの新たな状況も生じており、また逆に地方創生に向けた国の施策の動向も十分注視して見きわめながら十分議論を尽くす中で、もう少し時間をかけて、総合計画との、先ほど御質問にもありましたが、整合性にも留意をしつつ検討を進めてまいりたいと考えております。 具体的な策定時期につきましては、今年度中が望ましいわけですが、少し諸般の理由で総合計画ができ上がるまでには、もちろん整合性を図る意味で、その前にはできるべきだと思っておりますが、現時点では明確な日時等の状況はちょっとお示しできないかなと思いますが、御理解賜りたいと思います。 以上です。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) ありがとうございました。 両計画とも、これからの坂出市の未来のために本当に大変で重要な計画だと思っております。実現性の担保、整合性の留意点を図りながら、それにあわせて専門家の意見や市民の意識調査の結果も踏まえまして慎重に、またよりスピーディーに進めていっていただきたいと強く思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、全国学力・学習状況調査についてお尋ねいたします。 8月25日、2014年度の全国学力・学習状況調査の結果が新聞等で公表されました。県内での結果は、小学生は全教科で平均を上回り、算数A以外は10位以内をキープしておりました。中学生は国語Aが全国平均を0.1ポイント下回り全国29位、数学はA、Bとも前回から全国19位、21位と順位を大きく落としました。 一方、全国では秋田県や福井県等はこれまでと同様に上位を占め、大きな変化はありませんでしたが、これまで最下位になることが多かった沖縄県が、小学校で大きく成績を伸ばしました。 毎年の点数の結果で一喜一憂するものではありませんが、保護者や子供たちにとりましては大きな関心事であることは間違いありません。 そこで、本市の小中学校の学力・学習状況調査の結果について、どのようになっていたのかお伺いいたします。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長 三好康弘君              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 全国学力・学習状況調査についての御質問のうち、本市での小中学校の調査結果についてお答えいたします。 教科については、小学校では国語、算数とも全国平均正答率を上回っております。中学校国語は、全国を少し下回っておりますが、活用力を問う、いわゆるB問題は全国との差は昨年より縮まってきております。また、中学校数学も全国を少し下回る結果になっております。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 小学校のほうは国語、算数で上回ってるということで、中学校については若干下回ってるということなんですが、この学力・学習状況調査は、その結果を分析し、それぞれの学校が自分の学校の課題を明確にし、学力向上のための方策を明確にしていくことが大切であります。 新聞報道では、香川県教育委員会は中学生が昨年度に比べ、全国順位を下げた大きな要因として白紙解答が4割を示すという無解答率の高さを挙げ、特に数学嫌いがふえたことが低下の要因と見ているようでございます。 本市でも、これまで児童生徒用の新聞を配備して読書力をつけ、自分の考えをまとめたり表現したりするなどの改善も図ったり、また教育研究所で作成した国語、算数、数学の基礎的な知識、技能を習得させるためのドリルシート、坂出っ子ステップアップシートを各小中学校で活用し、確実な理解に持っていけるような、学力向上のためのさまざまな取り組みを行っていますが、今回の結果を見て、分析して、どのような対策をとろうとしていますか、お伺いいたします。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 今回の結果を分析して、どのような対策をとるのかについてお答えをします。 結果が8月末に公表されたばかりで、教育委員会としてまだ十分な分析ができておりませんが、現在把握しているところで申し上げます。 今回の調査で、一部学力の二極化が懸念され、基礎基本の定着に課題が見られたことから、全ての子供がわかる授業づくりが急務であると考えております。 児童生徒が国語や算数、数学がわかると実感できる授業としまして、授業の初めに前の授業の復習をする、1時間の学習の狙いを全員で確認する、授業の中で子供同士が話し合う活動や伝え合う活動を積極的に取り入れる、ノートに書く時間を確保する、授業の終わりに学んだことを振り返るという1時間1時間の地道な取り組みをこれまで以上に大切にしてまいります。全ての教員の共通理解のもとに、このような取り組みが継続して実践されるよう、学校訪問などを通して指導してまいります。 また、本市では算数・数学オリンピックに取り組んでおり、この事業が算数、数学への関心を高め、意欲的に学ぶ児童生徒の育成に資するものと考えております。 次に、家庭での学習時間が短いことから、学習意欲の喚起、家庭学習の習慣化について、家庭と連携して改善を図ることが必要であると考えております。 各学校で作成している家庭学習の手引を用いて、自分に合った家庭学習の方法について考えさせ、学習意欲の向上を図っていくとともに家庭学習ノートのチェック、計画的な宿題を出すことについて一層取り組んでまいります。 また、本市の中学生はテレビ、インターネットゲーム、携帯電話等にかかわる時間が全国平均より長いという結果が出ております。これも家庭学習の時間が短くなる一因と考えられますことから、今後家庭で望ましい使用方法やルールについて話し合いがなされるようPTAと連携を図ってまいります。 なお、学力は一朝一夕に身につくものではなく、学習意欲の高まり、学習習慣の形成など、粘り強い継続した取り組みによって向上が図られるものと考えております。 今後とも教育委員会、学校、家庭が十分な連携を図りながら市内の子供の学力向上に取り組んでまいります。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 結果が出たところで、まだまだ分析ができてないようですが、全ての子供がわかるような授業、また家庭学習の充実、そして今後も粘り強くいろんな事業を進めていっていただきたいと本当に思います。 そこで、先ほど教育長のほうからも答弁がありましたように、坂出ではさかいで算数・数学オリンピックを開催しています。それで、そのことについてちょっとお聞きしたいんですが、じっくり時間をかけて問題を解く楽しさや自分の考え方を伝える体験を生かし、子供たちの成長の糧になるような取り組みをしておりますが、今後さかいで算数・数学オリンピックのような、また新たな坂出市独自の取り組みをしていただきたいと思っておりますが、何かほかにいろんな、考えていることがあれば、お聞かせ願えたらと思います。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 学力向上に向けて、坂出市独自の取り組みはあるのかという御質問にお答えをいたします。 学力上位県と言われる秋田県の教育の特徴は、教え込まぬ授業にあると報道されました。子供が積極的に意見を交流し、みずから考えることを大切にした授業が実践されております。 本市の小中学校でも、こうした子供の学ぶ力を高める授業改善を一層進めてまいります。校内において学び合いや話し合いを重視した授業を積極的に相互に公開したり、小中学校の相互授業参観を実施し、教員の指導力の向上を図っております。また、各校でふえている若い教員の指導力向上のため、教育研究所の学校教育課題部会で、夏休み中にベテラン教員による理科の実験講習会の開催、また学級経営や学習指導、生徒指導のコツの継承を目指す講演会を実施しております。また、平成24年度から志の教育の一環として心をはぐくむ講師派遣事業を実施しており、第一線で活躍する人物の生き方に触れることで、児童生徒が夢や希望を持ち、主体的に学び続ける姿勢を育成したいと考えております。 議員御指摘の新しい坂出の取り組みというものは特にはございませんが、これまで行ってきている取り組みを着実に続けていきながら、先進県の取り組みも参考に、確かな学力が向上するよう努めてまいります。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 新たな取り組みは今のところは考えてなくて、いろんな、それ以外でも今教育長が言われましたように派遣事業とかいろんなことをやられておるということで、今まで以上にこういった事業を積極的にやっていただきたいと思います。 それで、いずれにいたしても学力向上は本当に魅力的なまちづくりには欠かせないものだと思っております。坂出市の子供たちの学力が向上するということは、人口増加の一因にもなると思うんです。先生方、大変でしょうけど、かつてのように県内一の学力優秀な本市になれるように、今後とも努力をよろしくお願いしたいと思います。 次に、学校プール施設についてお尋ねいたします。 ことしの夏は、週末が来れば雨模様という状況で、学校プールもあまり使用されずに子供たちも残念がっていたように思います。 先般、ある保護者から学校プールに併設している更衣室について各学校ではどのような状況か、尋ねられました。それは、更衣室がある学校とない学校はどのようになっているのか、そしてどのような場所で更衣をしているのかなどです。 夏休みになると学校開放でプールに行きますが、教室は使えず、プールの隅で更衣をしたりしているところもあるように聞いております。 そこで、市内各小中学校の授業のある日及び夏休み等の更衣状況及び更衣室のある学校はどこでしょうか、お伺いいたします。 ◎教育部長(藤村正人君) 議長─教育部長 ○副議長(松田実君) 教育部長 藤村正人君              〔教育部長(藤村正人君)登壇〕 ◎教育部長(藤村正人君) 小中学校の水泳の授業及び夏休みにおける更衣状況、更衣室の有無についてお答えいたします。 学校プールを設置している中学校3校、小学校9校のうち、更衣室を設置しているのは坂出中学校及び東部中学校並びに坂出小学校、金山小学校及び松山小学校の計5校であります。 次に、水泳の授業の際の更衣場所についてでありますが、更衣室設置の中学校2校は両校とも更衣室を利用しております。また、小学校3校のうち、更衣室を利用しているのは更衣室の広い松山小学校1校のみであります。他の8校は教室で更衣しております。 なお、更衣室のある坂出小学校と金山小学校が更衣室を利用していないのは、更衣室が手狭なため短時間に大人数が更衣できないため、教室で更衣していると聞いております。 次に、小学校における夏休みのプール開放時における更衣場所についてでありますが、更衣室を設置している3校は更衣室を利用し、その他の6校のうち、教室等を利用しているのが4校、シートなどを使用した簡易更衣室を設置している学校が2校となっております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 更衣室があるとこが5校で、プールの横でシートとかで、簡易でやっとるとこが2校ということでございます。各学校違うようですが、小学校高学年ともなりますと、着がえには本当に神経をとがらせる子供さんも保護者の方もおられます。更衣室の問題は予算的なこともありますので、すぐにとはいかないと思いますが、計画的に整備する必要があるのではないでしょうか。身近なプールで少しでも施設等の改善があれば、本市の子供たちにとってはとてもよいし、番の州プールもなくなった今、学校プールの使用頻度もこういうのが改善されれば向上すると思うのですが、今後の更衣室等の整備や夏休みの教室での着がえ等の使用も含め、その考えをちょっとお聞かせください。 ◎教育部長(藤村正人君) 議長─教育部長 ○副議長(松田実君) 教育部長              〔教育部長(藤村正人君)登壇〕 ◎教育部長(藤村正人君) 更衣室の整備についてお答えいたします。 多くの学校プールが老朽化しており、今後引き続き延命化を図るための修繕を現在施していこうとしているさなかであります。新たに更衣室を設置することは、現プール付近でのスペース確保等の問題もありまして、現段階においては非常に難しいと判断しております。 いずれプールを新築する場合には、当然更衣室も完備しなければならないものと思いますが、それまでの間は教室における男女別の更衣のほか、夏休みにおけるプール開放時の簡易更衣室の改善策など、子供たちの成長に配慮した更衣場所の確保ができるよう学校側と調整、協議してまいりたいと考えております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) プールの老朽化ということで、今からプールの整備も行っていく中で、更衣室もそれに含めていただきたいと思います。特に、先ほども言いましたように簡易更衣室のあるとこについては、本当に学校側とPTAとかいろんなとこと相談をされて、早く改善をさせていただきたいと思います。 また、今のところは5校が更衣室があるということですね。こういう学校間の不平等感というものはちょっと考え物ですので、この辺の整備のほうをやっていただきたいと思っております。 それで、次の質問に入りますが、旧学校施設等の有効活用についてお伺いいたします。 去る6月15日の四国新聞に、「閉校校舎は今」という記事が掲載されておりました。平成に入り県内で閉校した小中高校は全部で75校あります。そういう学校で、残りは58校、そのうち約4分の3に当たる44校が新しい役目を担っております。 本市の場合、旧中央小学校は取り壊して市立病院になりますが、西部小学校は坂出小学校、旧王越小学校は一部が市の出張所に、また幼稚園もそれぞれ地元で活用したり、そのままの状態になっているところがあります。 そこで、統合等により廃校、廃園になっている旧校舎の状況及びこれらの施設の財産区分はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ◎教育部長(藤村正人君) 議長─教育部長 ○副議長(松田実君) 教育部長              〔教育部長(藤村正人君)登壇〕 ◎教育部長(藤村正人君) 統合等により廃校、廃園となっている旧校舎等の状況についてお答えいたします。 まず、旧中央小学校体育館は、中央体育館として地区の方に学校開放事業として利用されているとともに指定避難所にもなっております。 次に、旧沙弥小中学校は、昨年、瀬戸内国際芸術祭に利用されたところでありまして、今月21日から開催されます沙弥島アートプロジェクトの会場として利用されることになっております。 次に、旧与島小学校は老朽のため、本年6月に取り壊しております。現在は体育館と旧与島幼稚園と併設された調理場が残っており、一部地元備品倉庫等として利用されています。 次に、旧王越小学校は一部が王越出張所として利用されており、体育館は地区の方に学校開放事業として利用されているとともに指定避難所にもなっております。 次に、旧与島中学校は、敬老会、町民運動会等に利用されております。 次に、旧坂出幼稚園は地元備品倉庫や市の倉庫として利用されており、一部市立病院新築工事の現場事務所や作業員の休憩所としても利用されております。 次に、旧西部幼稚園は1階部分が八幡園として、2階部分は地元の備品倉庫等に利用されております。 次に、旧金山幼稚園は、地元の備品倉庫等に利用されております。 次に、旧西庄幼稚園は、園舎部分は地元の備品倉庫等として、また遊戯室は地元の集会等に利用されております。 これらの施設のうち、全部が教育財産となっているものは中央体育館、旧与島小学校体育館、旧与島幼稚園、旧与島中学校、旧金山幼稚園でありまして、部分的に教育財産となっているものとしては旧王越小学校の出張所を除く部分、旧西庄幼稚園の遊戯室を除く部分があります。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) それぞれに活用はされているようでございますが、財産区分については廃校とか廃園になったときには、速やかに普通財産に移すようなことになっとると思いますが、これらの教育施設が教育委員会の財産であれば、なかなか今後の活用が図られないのではないかと私は思います。旧学校の活用は地域にとって活気を取り戻すことはもちろん、市の今後の発展にも多大な影響があると思います。 三木町では希少糖で有名になりましたが、香川大学のベンチャー企業の研究施設として、まんのう町も消臭剤や化粧品を開発する企業や精密部品を開発する企業が入っております。東かがわ市でも新しい事業をする企業が進出しております。また、さぬき市では産直市、綾川町ではNPO法人が地域の方に陶芸や油絵を教える教室などの開催をし、各市ともいろいろと利用されておるようです。 全国でも、インターネット検索大手のヤフーに研修施設として貸し出し、社員の学校への出前講座やワークショップ等の開催などもして、まちづくりにも生かしているところもあります。 これまで私は研修施設等に活用してはどうかと質問しておりますが、本当に早く、そして真剣に市のほうで取り組んでいただきたいと思っております。 教育委員会の財産から市の普通財産に移管して、企業の誘致や事業所、研究施設の利用を促したり、地域や市民の活動の場として提供するなど、また大学や専門学校の合宿所や福祉大学の誘致など、いろんなことに活用はできると思います。旧校舎や旧園舎の今後の活用について、これまでいろいろ質問もしておりますが、検討した結果と今後の考え方についてお示しいただきたいと思います。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○副議長(松田実君) 総務部長 好井和彰君              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 旧学校施設等の現状と有効活用に向けた取り組みについてお答えいたします。 本市において廃校、廃園となりました施設は、小学校が4校、中学校が2校、幼稚園が5園となっており、現在の利用状況につきましては、先ほど御答弁申し上げましたようにさまざまでございます。 これらは廃校、廃園による機会に、地元の住民の方々の意向や本市の施策の中でそれぞれ利用が決定されてまいった経緯がございます。御指摘のとおりこれら施設の有効活用について、現在の利用形態に限定することなく、幅広く検討していくことは重要な課題であると認識をいたしております。 なお、今後の利用につきましても、廃校、廃園となった施設は地域における大きな拠点的役割を果たしてきたことから、地元の方々の意向を踏まえる中で、関係部局とも連携を図り、有効な活用を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 答弁は多分今までとあまり変わらなかったような感じがいたしますが、ただ先般もテレビ放映を見てみますと、三豊市長は地元の出身者の企業のほうに、みずから出向いてトップセールスをやって、こういう庁舎の跡とか学校の跡地の利用について促して、それぞれ訪問してトップセールスをやっております。市長にも、できたらそういうふうなことまでやっていただきたいと実は思っております。 それで次に、一つのモデルとして旧与島中学校と王越小学校の有効活用についてちょっとお伺いいたします。 両学校跡地は、特に人口減対策とか過疎化対策として早く取りかかっていただきたいと思っております。与島中学校は、前回も言いましたように研修施設などにしていただきたいと思います。また、王越小学校は野外活動拠点の施設として整備を行ってはと思っております。両施設とも自然に恵まれたすばらしい環境であります。また、こういった施設を整備し活用することによって、地域の皆さんが元気になって、人口減対策や過疎化対策、それににぎわい創出につながるものと思っております。地域住民の声をよく聞いて、そして条件整備を行い、モデルケースとして、そのスタートを切っていただきたいと考えますが、市長の考えをお聞かせください。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○副議長(松田実君) 総務部長              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 与島中学校、王越小学校の利用についてお答えいたします。 与島中学校の利用につきましては、体育館や運動場を敬老会、町民運動会、ゲートボール大会、盆踊り等に利用しておりますが、さらに校舎等を研修施設などに利用することについては地元の意向や設備等の調査が必要であると考えております。 一方、王越小学校につきましては、校舎の一部を王越出張所として利用し、体育館や運動場は地元運動会等により住民の方々が利用もしておられますが、校舎の残りの部分につきましても有効活用できるよう幅広く検討が必要であるというふうに認識をいたしております。 なお、質問の中でもモデルケースということで具体例を示しての御提案もございました。それぞれの地域の実情にも配慮をいたしまして、今後の検討の中で十分に参考にさせていただきたいと存じます。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今までのいろんな地元の活用については両施設ともされていることは十分承知しております。 ただし、やはり先ほども言いましたようにこういった施設を本当に再活用することは、地元の皆さんが元気になり、人口減対策と過疎化対策につながるものと私は思っております。今、部長が言われましたように本当に前向きに取り組んでいただきますように要望いたしたいと思います。 次に、讃岐国府跡についてお尋ねいたします。 讃岐国府跡については、平成21年5月に香川県が研修会を皮切りに探索事業を開始しました。私は平成21年6月議会で、県とタイアップし、国府跡の発掘調査を計画的に行い、近い将来、史跡公園等の整備をしてはどうかと、そのときに質問いたしました。この時点ではまだ始まったばっかりで県の探索事業などを注視するとともに貴重な御提言との答弁がございました。その後、皆さんも御存じのとおり国府跡の調査が順調に進みまして、国司庁跡とほぼ確定され、その後も継続調査が実施されております。 発掘調査により全体像が確定すれば、文化庁や県教育委員会と協議しながら史跡指定を行うとともに周辺整備や文化財をめぐるルートの開発などが行われることとなるようです。 さて、こういった中で、今回第1回讃岐国府跡調査指導専門委員会が8月21日に開催されましたが、この委員会の内容及び委員の構成、県との関係等についてお聞かせください。 また、第1回目の委員会の会議内容や今後の取り組みについてお示しください。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 讃岐国府跡についての御質問のうち、讃岐国府跡調査指導専門委員会の内容及び委員の構成、県との関係及び1回目の委員会の会議内容や今後の取り組みについてお答えいたします。 まず、讃岐国府跡調査指導専門委員会については、ことし1月に開催いたしました讃岐国府跡調査保存活用検討会議の専門部会として位置づけており、史跡指定申請の際に必要となる遺跡の価値づけ等、讃岐国府跡の発掘調査成果の検証を行い、史跡指定を目指すことを目的とするものでございます。 なお、本調査指導専門委員会は6名の県内外の委員で構成され、各委員は国府跡や古代寺院、また古代史を専門とされる方など、国府跡に関する分野に造詣の深い方々であります。 また、香川県との関係等につきましては、県教育委員会が国府跡中心施設の発掘調査を、市教育委員会が開法寺跡の継続調査を実施し、ともに讃岐国府跡の史跡指定を目指す方向で連携、協力をしながら事業を進めております。 次に、第1回讃岐国府跡調査指導専門委員会の会議の内容についてであります。 会議では、まず香川県埋蔵文化財センターより讃岐国府跡の発掘調査について報告があり、市教育委員会より開法寺跡の発掘調査について説明を行いました。その後、現地視察を行い、今後実施する発掘調査予定地区とその内容について、委員より質疑が行われました。 その中で、国府跡については現在までの調査結果に加え、史跡指定を受けるためには、さらに広い範囲で試掘調査を行い、塀や溝で方形に区画された中心施設と推定している建物の明確な規模や配置について確認していく必要があること、また国府中心施設の西に隣接する開法寺跡については遺物整理を行うことが必要であるとの助言がありました。さらに、この2つの重要地区の調査内容の精度を高めることで、文部科学大臣に提出する史跡指定の意見具申の資料が整うとされました。 今後の取り組みにつきましては、香川県埋蔵文化財センターが讃岐国府跡中心施設の調査を継続し、市教育委員会は開法寺跡の出土遺物の整理を進め、報告書の作成を目指すことで讃岐国府跡の重要地区の史跡指定を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今の答弁にありましたように、開法寺跡の遺跡については坂出市が今後進めていくということでありますが、こういったものについては予算措置や人員の体制もあると思います。全国でもこの国府跡周辺は大変貴重な場所でありまして、今後県の発掘調査によって建物の規模や配置等が確認できるものと思います。あわせて、市が行う開法寺遺跡も全貌が明らかになって史跡指定、その後の史跡公園へと運ぶことができます。今後の坂出市の観光やにぎわいに大いに寄与すると思いますので、予算措置、体制、さらには国府跡周辺の文化財等、本市での今後の取り組みについてお聞かせください。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 予算措置と体制、さらには国府跡周辺の文化財等、本市での今後の取り組みについてお答えいたします。 本市といたしましては、まず開法寺跡から出土した遺物、遺構の整理作業を進め、報告書を作成するために整理作業員や整理作業場の確保が必要であることから、先進地の事例も十分に研究しながら関係各課と予算や人的体制について協議してまいりたいと考えております。 また、国府跡周辺の文化財についても古代山城である史跡城山や史跡府中・山内瓦窯跡などを初め、重要な遺跡を相互に関連づけながら、有効に活用していく方法など検討を進めることとしております。 この讃岐国府跡は、市民の皆様や地域の方々に長く愛され続ける歴史遺産となるよう専門委員会や調査保存活用検討会議において、幅広い御意見をいただきながら取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) ありがとうございました。 いずれにいたしましても県の動向を注視しながら進めていかなければなりませんが、市長が掲げております「古のロマンのまちさかいで」を売り出す本当に大チャンスだと思っております。それにはやはり予算や文化財専門員の雇用なども含めまして、整備方針をきちんと明確に出していただいて、今から練る必要があると思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。 最後の質問は、水道事業についてであります。 まず最初に、新設配水管についてお尋ねいたします。 毎年、配水管の新設工事を行っておりますが、ここ5年間の新設配水管の状況について、延長は何メートルでしょうか、また平成25年度に施行されました場所はどの地域でしょうか、そして新設道路についてはどのようになっているか、お伺いいたします。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長 野方宏志君              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 新設配水管の状況及び今後の見通しのうち、最近の新設配水管の布設状況についての御質問にお答えいたします。 まず、過去5年間の配水管新設延長につきましては、総延長3,241メートルでありまして、このうち平成25年度布設延長は1,014メートルであります。 この配水管布設の内訳につきまして、平成25年度の実績に基づき説明申し上げますと、未整備路線への配水管布設が宮下町、川津町の2地区、延長645メートルであります。 次に、下水道工事の支障移設に伴い複数の既設給水管をまとめ、新たな配水管の布設が福江町一丁目、笠指町、谷町一丁目の3地区、延長249メートルであります。 最後に、宅地開発等、民間事業者が水道局の技術的指導のもと布設し、移管を受けた配水管が久米町二丁目、富士見町二丁目の2地区、延長120メートルであります。 次に、新設道路への配水管の布設状況につきまして最近の主な状況では、平成24年5月に供用開始されました久米町二丁目地内の市道東臨港2号線がありますが、沿線上の宅地はおおむね近接市道の配水管より給水がなされており、新設配水管の必要性がなく、また江尻町地区内に新設されました農道は土地利用規制から宅地開発の可能性が低い地域でありまして、同様に配水管の布設はいたしておりません。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 5年間の配水管の延長は3,241メートルと、25年度は1,014メートルということで、毎年1,000メーター弱だと思うんですけど、やってるようでございますが、これらの水道工事について新設道路が計画もしくは工事が開始される場合、先に布設するべきと考えますが、新設道路に配水管を布設する、しないの基準はどのようになっているのか、お伺いいたします。 また、新設道路を整備するということは開発等が後々見込まれる可能性があると思いますが、新設道路の整備に伴う布設の考えをお示しください。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 新設道路の整備に伴う配水管布設の基準及びその考え方についてお答えいたします。 まず、布設基準でありますが、新たな給水が相当数かつ確実に見込まれる道路、また漏水事故による大規模断水回避、水質劣化防止等ループ的な配水管が必要と認められる道路において、これまでも布設してまいりましたが、今後も計画的に布設してまいりたいと考えております。 なお、現在進められております都市計画道路富士見町線の大規模拡幅に伴い、両側歩道への配水管布設等、道路改良工事に合わせ施行してまいります。 次に、新設道路の配水管布設の考え方につきましては、その路線の将来的な宅地開発等の可能性、水需要の数量的な見込みも勘案し、効果的かつ公共性の高い配水管の布設を実施する必要があると考えております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番
    ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今、答弁をいただきましたが、基準は新たな給水が相当数確実に見込まれる道路、また考え方は将来的な宅地開発等の可能性が高いものと答弁されたと思いますが、その基準はどのようなものなんでしょうか。例えば宅地が何世帯ぐらいを指しているのか、またこういったときに新たな道の整備の際には建設課や都市整備課などと協議連携を図っているのか、お答えください。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 先ほど申し上げました布設基準の中の新たな給水が相当数確実に見込まれる道路というのは、具体的な軒数で申し上げますと、その路線におきまして3軒程度以上の開発、住宅の建設が見込まれるというのを一つの目安にいたしておりますが、そういったまとめて3軒もの家が建つということはなかなか考えにくいことでありますので、そうした情報が入りましたときには審査いたしまして、来年度の予算の中で検討をいたしているのが現状でございます。 それと新設道路での連携でございますが、当然に市道であれば建設課との強い連携のもと、また県道でありますと県中讃土木事務所との連携のもとに新設道路の情報をいただく中で布設をするかしないかについての検討も行っている状況でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) ありがとうございました。 それでは、給水管新設等に係る費用負担軽減策についてお尋ねいたします。 本市では、坂出市水道事業給水条例によって給水装置の新設、改造、修繕、または撤去しようとする者は、管理者の定めるところによりあらかじめ管理者に申し込み、その承認を受けなければなりません。また、その費用は当該給水装置を新設、増設、改造または撤去する者の負担とする。ただし、管理者が特に必要があると認めたものについては、市においてその費用を負担することができるとなっております。個人所有の給水管の新設、撤去等の費用負担について、管理者が特に必要があると認めたものについては、市においてその費用を負担することができるとなっておりますが、その内容についてお示しください。 また、その特例について、これまでどのような場合があったのか、お示しください。 次に、個人もしくは共同で給水管を布設する際に、公道に配水管が布設されていない場所等に給水装置の新設を申し込めば、本市ではその工事費用はメーター当たり2万円から3万円と聞いております。距離が長い方であれば何十万円という費用が必要となっております。そして、この給水管はあくまで個人のものであるため、その後の修繕、補修等があれば公道であっても所有者の負担で復旧しなければなりません。その後、その周辺で新築等が建設されても給水管は使用できずに、別の給水管の布設となります。同じ箇所から何本も給水管が枝分かれしているのが現状だと思います。 そこで、お伺いしますが、1本の配水管から枝分かれしている箇所で最大何本ぐらい出ていますか、またこれまで個人の所有の給水管で公道にある給水管の漏水等の場合、費用負担はどのようになり、水道局はどのような対応をしていますか、お伺いいたします。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 給水管新設等に係る費用負担軽減策のうち、個人所有の給水管の新設、撤去等の費用負担の特例とその内容、公道上給水管の漏水対応、そして配水管から給水管への最大分岐数についてお答えいたします。 まず、給水装置とは配水管から分岐された給水管、また他の給水管から支管分岐された給水管及びこれに直結する給水用具でありまして、給水装置は個人財産であり、所有者もしくは使用者により新設、改造等の維持管理を行う必要があります。 坂出市水道事業給水条例第7条に定める新設等の費用負担のただし書き、管理者が特に必要と認めたものについては、市においてその費用を負担することができるといった内容についての御質問でありますが、水道事業は公共性の高い事業運営を求められ、市民公平性の観点から個人所有の給水管の費用負担を水道局が負担した事例等はありません。 ただし、公道上給水管の漏水事故等、緊急性を要する場合は、道路陥没等、2次被害の防止から水道事業者が漏水修繕工事を実施しております。また、配水管の布設がえ等、水道事業者の起因となる場合は、水道事業者により漏水防止の観点から公道上から民有地内第1止水栓まで、原形復旧を原則に、所有者等の御理解を得ながら老朽給水管の布設がえを実施しております。 次に、配水管におけます給水管の最大分岐数についての御質問でございますが、実際に存在する事例といたしまして川津町春日地区の口径75ミリの配水管より配水管未整備道路へ向かって11本の給水管が分岐されております。 以上です。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今の答弁を聞きますと公道上の場合は、2次被害の危険があるところについては市のほうで漏水工事をしていると、そして、1本の配水管から最大11本も出てるということで、本当に枝がずっと分かれているという感じなんですけど、この分岐の基準はあるんでしょうか。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) ただいまの配水管からの分岐についての基準についてお答え申し上げます。 基準については、現状の要望があるところに対しての給水管の延長でございまして、基準というのは存在しておりません。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 基準は存在してないということで、それなら何本でも出るということになると思うんですけど、そこで個人もしくは共同で配水管を公道に布設した場合、本市では助成制度はありませんが、県内では高松市、丸亀市に助成制度があります。県内の状況及びその内容についてお示しください。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 県内の助成制度の状況及びその内容についてお答え申し上げます。 まず、県内の状況でございますが、平成26年、県内7市の水道事業体へ確認をとりましたところ、高松市、丸亀市を除く5市の事業体では本市と同様に助成制度は設けていないとの回答でございます。 次に、助成制度を設けております高松市の概要ですが、助成制度の条件として3戸以上の配水管布設の場合で、口径50ミリ以上かつ公道部分に限り高松市へ移管をするといった条件で、工事費のうち高松市が指定する配水管材料費、道路舗装復旧費、掘削復旧負担金を助成するものでございます。なお、その現状は住民共同での助成実績はほとんどなく、主には宅地開発に伴う開発業者からの申請で、平成25年度実績では13件、全て宅地開発業者と聞いております。 次に、丸亀市の概要でありますが、配水管未整備もしくは容量不足の路線におきまして、1軒の個人からの申請でございましても布設延長がおおむね50メートル以上かつ口径が50ミリ以上の配水管を布設する場合、公道部分に限り丸亀市が施行し、工事費の3分の1を申請者が負担することを条件といたしております。平成25年度の丸亀市の実績では17件あり、土地開発業者及び個人からの申請がおおむね半々と聞いております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) ありがとうございました。 両市では、当該工事で設置されました配水管について助成後に水道局に帰属するということで、本管の延長が延伸して次々と延びていくわけですから、宅地造成が本当に進んでいるように聞いております。 今も答弁がありましたように丸亀市は25年度17件、開発業者と個人が半々という件数でございます。そして、工事費も3分の1で申請者の負担が少なくて済みます。そういったことから、私はこの助成制度については、本市の人口減対策にとっても重要だと思っております。 つい先日も、私の知り合いの不動産関係の方が言っておりましたが、坂出は上下水道が整備されてないから非常に悪いということでした。坂出に住みたいと思っても、紹介された場所に行くと配水管が布設されてなくて距離も長いため、余分に費用がかさむなどにより建設を断念したという方も多くいると言っておりました。特に、新市内では本管布設がおくれており、給水申請を行っても費用等で旧市内とは不平等が生じているのではないかと思います。公的サービスの平等性を確保するためにも、助成制度があれば開発も進むものと思います。 また、配水管の延長が延伸することによって消火栓も設置ができます。安全・安心のまちづくりにもつながっていきます。そして、人口減対策にもつながると思いますが、助成制度について取り入れる考えがあるのか、その考えをお示しいただきたいと思います。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 本市における助成制度の考え方についてお答え申し上げます。 先ほどの高松市、丸亀市の助成制度は宅地開発にとっては有効な制度と考えており、特に丸亀市の制度ではある程度の負担はあるものの、個人においても助成制度を活用する可能性は十分考えられます。 御質問者の御指摘のとおり未整備地区への配水管布設におきまして、非常に有効な制度と考えられますが、丸亀市におけます当該工事に要する費用は、平成25年度実績で約9,000万円と聞いており、本市との事業規模は違うものの本市の給水収益が約12億5,400万円程度であり、こうした助成制度を設けることは財政上、非常に厳しい状況でございます。 本市の水道事業は、拡張の時代から維持管理の時代へと変遷してきており、布設後約80年経過した老朽鋳鉄管や老朽配水管の耐震管路への更新事業、老朽水道施設の耐震改修事業等に多額の費用が必要となります。このような限られた財源の中ではありますが、公平性、事業効果を見定めた中で、御指摘のとおり配水管未整備地区への新設配水管の布設についても前向きに取り組んでいかなければならないと考えております。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今の答弁を聞きますと、助成制度は宅地開発業者にとっても個人にとっても有効な手段ではあるとは思っておりますが、財政上、大変厳しい状況ということだと思うんです。 その中で、先ほどちょっと言われたと思うんですが、公平性や事業効果を見定めた中、前向きに取り組むということは、ちょっと意味がわからないんですが、どのようなことなのか、お示しいただきたいと思います。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 公平性等の意見についてどういうことかということでございますが、1つには水道事業は市で行っております公益事業でございますのと、もう一つは独立採算を求められているという両面性がある中で、公平性と事業効果ということを申し上げたものでございます。御理解いただきたいと思います。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 今の部分で、独立採算制だからとか公営企業だからというものが公平性というふうには、僕はちょっと考えられないんですけど、これは宅地業者のとこのようけそろったとこには市がつくりますが、一人のとこにはつくらないというのではちょっとおかしいんじゃないかなと思っておりますが、その点はどうなんでしょうか。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 公平性に関しての再々質問でございますが、冒頭に申し上げましたとおり採算制ということをどうしても公営企業の場合、考えざるを得ませんので、例えば遠方にある1軒のところに対して、水道事業がそこに対して延伸していき、配水管を延長していくということについてはなかなか厳しいものがあり、そういった場合については個々の給水の申請者に対する応分の負担をしていただかなければならないということの趣旨でございます。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) 公営企業ですから、そういうことはわかりますが、先ほどの答弁の中でも給水が相当見込まれる道路というのは3軒以上と言われたと思うんですけど、そのあたりのことについて、宅地開発が見込まれるということは、多分そういうところに道路をつけていくんだと思うんですけど、その点どんなでしょうか。 ◎水道局長(野方宏志君) 議長─水道局長 ○副議長(松田実君) 水道局長              〔水道局長(野方宏志君)登壇〕 ◎水道局長(野方宏志君) 宅地開発が見込まれる場合について、どういうことかといった再々質問でございますが、水道局のほうに事前に、例えば先ほど申し上げましたとおりある程度の給水量が見込まれるというふうな大規模な宅地開発等の情報がありました場合につきましては、昨年度、一昨年度も川津地区のほうで、これは開発ではございませんでしたけれども、新設の配水管を入れたという事例はございますので、そういった情報につきましては、ありましたらうちのほうでは検討はいたしております。 以上です。 ◆12番(前川昌也君) 議長─12番 ○副議長(松田実君) 前川昌也君              〔12番(前川昌也君)登壇〕 ◆12番(前川昌也君) もう時間がありませんので、最後の質問はちょっと割愛させていただきますが、私がこういった部分で質問させていただいたのは、やはりこういった助成制度とかをお願いしたいのは、こういうのがあれば坂出に住んでいただける施策ではないかと思いまして言いましたので、よろしくお願いして、質問を終わらさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○副議長(松田実君) 次、5番脇芳美君の質問を許します。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 5番 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 平成26年9月定例会議におきまして、会派新緑を代表いたしまして一般質問をいたします。 私の質問が、本日最後の最後でございますんで、理事者側の皆さん方も議員の皆さん方も大変お疲れではございますが、いましばらく御清聴ください。 それでは、早速1番目の質問に入ります。 減反廃止について、減反廃止の影響と対策。 政府は、生産調整、減反といいますが、を平成30年度から廃止、また減反に参加した農家に配る10アール当たり7,500円の定額補助金も平成30年度から廃止とする方針を出しました。 小規模農家や中山間地農家に所得向上の道筋が見えず、経営が厳しくなり、減反廃止の影響として収入減となり、米生産農家の廃業、離農者の増加が懸念されますが、本市としては今後の見通しをどのように考えていますか、お答えください。 ○副議長(松田実君) 答弁を求めます。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○副議長(松田実君) 建設経済部長 松井基泰君              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 5番脇議員の減反廃止の影響と対策についての御質問にお答えいたします。 米の生産調整は、昭和45年ごろから食生活の変化等の影響により余剰米が出るようになり、国主導による減反政策が始まり、多くの制度変更を経て現在に至っておりますが、備蓄米管理を含めた米の需給調整や価格形成において、長い間、国が関与してきた経緯を踏まえると、この廃止が農業者に与える影響は大きいと考えております。 米の直接支払交付金は、米の生産費を補填する制度として平成22年度に導入され、4年間交付されております。平成26年産から平成29年産までの時限措置として国から示されておりますのは、生産調整実施者に対して支払われる米の直接支払交付金が10アール当たり1万5,000円から7,500円に削減されることとなっております。 昨年度の本市農業者へ交付された額は、米の直接支払交付金の申請者1,211名で約5,800万円でありました。今年度につきましては、現在のところ約1,150名で約2,600万円に減額となる見込みであります。 本市の今後の見通しとしまして、平成30年産から交付金が支給されないことから、米生産農家は所得の減少、米価の下落等で米づくりを断念したり、また高齢化、後継者不足等の理由で離農することもあるものと考えられます。 そこで、平成25年度及び平成26年度において各集落で作成しました人・農地プランを地域と連携しながら見直す中で、米づくりを断念する農家については、他の作物への転換や離農を希望する者には、農地中間管理機構を活用し、担い手への集積を図り、耕作放棄地の防止に努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 1960年代初めごろには、年間平均1人当たりの米の消費量、白米でございますが、120キロございました。それが平成16年には、日本人1人当たり白米消費量が59キロまで激減しております。1俵を割り込んでおるわけでございます。そういった中、消費者の米離れが進んでおります。また、TPP、環太平洋連携協定の行き先がどうなるかわかりませんが、その状況によりましては、米の価格は非常に下がるんではないか、5,000円か6,000円になるんではないかとも言われております。しかしながら、ブランド米、魚沼産コシヒカリ、あるいはあきたこまち、また山形のつや姫等々については、まだまだ一定のシェアを占めております。そういった米づくりをJAと協力し合って、本市も指導していただいたらと思っております。 続きまして、次の質問に入ります。 有害鳥獣被害について、ハクビシンなどによる被害の対策。 野生鳥獣による農作物被害は、全国では毎年200億円を超え、特に中山間地域では鳥獣被害により耕作放棄地の増加を招きかねない深刻な状況です。最近、特に本市においては小動物、ハクビシンの被害が各地域で増加しております。そこで、本市においてハクビシンやアライグマなどの小動物の捕獲状況とわなの設置に関しての状況をお伺いします。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○副議長(松田実君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) 有害鳥獣被害についての御質問にお答えします。 中型獣類ハクビシン、特定外来種のアライグマによる昨年度の農作物の被害状況でございますが、被害面積5アール、被害額は約25万円となっており、主な被害作物は果樹類であります。 また、昨年度の捕獲状況でございますが、ハクビシン2頭、アライグマ8頭を捕獲いたしております。 次に、捕獲箱、わなの貸し出しについてでありますが、本市ではアライグマの捕獲箱を現在50基保有しており、9月5日現在、30基を貸し出ししております。 捕獲箱の貸し出しは、狩猟免許所有者及び特定外来生物であるアライグマ・ヌートリア防除従事者養成講習会修了者を対象といたしております。 また、狩猟免許を取得していない者がハクビシンを捕獲するには、わな猟の免許を取得する必要があります。 また、特定外来生物であるアライグマやヌートリアは、香川県が実施する講習を受講することにより捕獲が可能となりますことから、多くの方々の受講をお願いしているところでございます。 なお、狩猟免許取得に要する経費につきましては、一部を助成しております。 以上でございます。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) ただいまの説明では、5アールで被害額が25万円、非常に少ないように思いますが、多分これは届け出をしてないのではないかな。実質はもっと被害が多いんではないかなと、このように思います。 アライグマは、ネコ目のアライグマ科に属し、体重は6キロから7キロ、またハクビシンは同じくネコ目に属してジャコウネコ科、体重は3キロから5キロ、猫より一回り大きい感じでございますが、どちらも夜行性でございまして、子育て以外は単独で行動いたします。これ非常に厄介なのが、木に登るのが非常に得意で、木に登ったり、あるいは電線を綱渡りなどしとることもございます。ことしの夏、トウモロコシ、あるいは桃、スイカなどの被害があったのは、この動物によると思います。これから秋にかけて柿とかミカンなどの被害がかなり出るんではないかと、このように思います。これからはイノシシよりアライグマ、あるいはハクビシンの被害のほうが多くなるんではないか、このように心配もいたしております。 また、これを1頭捕獲すると報償金と申しますか、謝礼金が幾ら出るか、金額がわかりましたら教えていただいたらと思います。 ◎建設経済部長(松井基泰君) 議長─建設経済部長 ○副議長(松田実君) 建設経済部長              〔建設経済部長(松井基泰君)登壇〕 ◎建設経済部長(松井基泰君) ハクビシンの捕獲奨励金の御質問にお答えいたします。 ハクビシン、アライグマ及びヌートリアを捕獲しますと1頭当たり現在3,000円を支給しております。昨年度はハクビシン2頭で6,000円、アライグマ8頭で2万4,000円を支給いたしました。 先ほどの頭数でございますが、この捕獲奨励金の対象となった頭数を御答弁いたしたものでございます。 以上でございます。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) ありがとうございました。 ハクビシンに関しては、できるだけ捕獲に全力を尽くしていただいたらと、このように思います。 続きまして3番目、市民の健康増進について、健康寿命の延伸。 2013年の日本人男性の平均寿命が80歳を超え、80.21歳となったことを厚生労働省が公表しました。女性は86.61歳で、2012年に続き長寿世界一、2012年と比べ男性は0.27歳、女性は0.20歳延び、男女とも過去最高を更新しています。 ところで、本市の平均寿命は何歳でしょうか。 また、WHO(世界保健機関)は平均寿命を延ばすこともさながら、健康寿命を延ばすことが重要であると訴えています。厚生労働省では、健康に日常生活を送れることを健康寿命と言っています。平均寿命に比べ、男性は9年、女性は13年短くなっています。日本は世界最長寿国ですが、平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばすこと、つまり健康で生きられる期間を長くすることが大切だと思います。本市の健康寿命は何歳ですか、また健康寿命延伸のための施策はどのようにしていますか、お答えください。 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長 ○副議長(松田実君) 健康福祉部長 寺坂政喜君              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 市民の健康増進についての御質問にお答えいたします。 健康寿命の延伸について、まず本市の平均寿命と健康寿命の状況はどうなっているのかとの御質問でございますが、本市の健康寿命のデータとしては、県が算出している平成22年度のデータが直近のものですので、平均寿命についても同じ年度のもので申し上げますと平均寿命が男性79.06歳、女性85.10歳、健康寿命が男性78.01歳、女性82.69歳となっており、その差の非自立期間は男性1.05歳、女性2.41歳となっております。御質問者が言われた年数とはかなり差がありますが、国と県の算出方法が異なっていることによるものでございます。 次に、健康寿命延伸のための施策についてでございますが、先ほど申し上げました非自立期間をできるだけ短くするための対策として、がん、循環器疾患、糖尿病などの生活習慣病の予防、重症化防止対策の強化が求められているところであり、本市もがん検診や特定健診、特定保健指導、歯科健診等の各種検診の受診率の向上や運動習慣、食生活等の生活習慣の改善に向けた取り組みを進めております。 具体的には、健診受診の啓発や未受診者への受診勧奨、運動習慣の定着や食生活改善のための運動教室、調理実習等、各種教室の開催に取り組んでいるところであります。 本市では、現在健康寿命の延伸を主要な目標の一つとした第2次健康増進計画、第2次食育推進計画の策定を各種団体、市民の皆様の御意見をいただきながら進めており、今後この計画を軸として施策の強化充実を図ってまいりたいと考えております。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 本市としても非常に健康寿命の増進に努力をされておるようでございますが、平均寿命が長い県は長野県で84.0歳でございまして、長野県という県は海に面しない県でございまして、標高が約300メーター、坂出でいえば城山の6合目か7合目あたりに市があるようでございます。それで、長野県は非常に果物が豊富でございますし、新鮮な野菜、また長野県といえばおみその産地でございまして、そういった発酵食品の消費が非常に多いようでございます。 また、健康寿命につきましては、健康寿命と平均寿命が長いのは一致しなくて、健康寿命が長いのは静岡県でございます。静岡県といいますと非常にお茶を飲む人が多いんで、全国の平均の2倍ほど飲んでおります。緑茶を多く飲むそうでございます。古い緑茶は飲まなくて新しい緑茶、新緑茶を飲むそうでございます。そういった意味で、また野菜の摂取量が非常に多い。これは5日ほど前に四国新聞に載っておりましたけども、香川県でも野菜の摂取が多くなったということで、300グラム余りですか。平均では、国とか県は350グラムを食べるのが一番いいと、国も香川県もそのように指導をいたしております。 アメリカでも355グラム食べればいいというふうに言っております。アメリカでは、それを実行しておりまして、病気がよくなったとかそういう報告もあるようでございます。 また、社会参加を積極的にする。ボランティア活動とか自治会活動を積極的にすることにより健康寿命が延びる。また、静岡県では就業率が非常に高い、ヤマハとか、またスズキの工場の本社がございまして、その下請とかが非常に多くて働く場所が多い関係上、就業率が比較的高くて、健康寿命が長いようでございます。 本市も企業誘致を積極的に行い、働く場所を多くすることにより健康寿命が長くなるし、人口増にもつながる、まさに一石二鳥ではなかろうかと思います。 ぜひ、健康寿命につきましては全力で取り組んでいただきたい。 引き続きまして4番、学校教育について、土曜日授業の実施。 県教育委員会より、土曜日授業の実施方法や夏休み期間の短縮を必要に応じて検討するよう市教育委員会に連絡があったと思います。 ただ、土曜日授業の復活や夏休み期間の短縮には、さまざまな影響があります。教育現場に携わる教員の負担増、例えば授業時間増加部分のカリキュラムの作成も必要となることが挙げられます。また、何よりも子供たちに負担を強いることがあってはならないと思いますが、土曜日授業の実施に関して、教育長のお考えをお聞きします。 世界では、英語を話す人口は約20億人とも言われています。グローバル化とともに起こったインターネット世界でも拡大し、ビジネス取引も英語でのやりとりが主流となっています。英語が世界の標準語となっている現状を見据えて、例えば小学1年からの英語教育を土曜日授業に取り入れてはどうでしょうか。 また、全国学力テストの結果が発表されましたが、香川県の結果を見てみますと数学における順位が落ちたと聞いてます。数学を重点的に土曜日授業に取り入れることも考えられると思いますが、どうでしょうか、お答えください。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長 三好康弘君              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 学校教育についての御質問のうち、土曜日授業の実施についての教育長の考えについてお答えをいたします。 学校教育週5日制が平成14年度から始まり、12年経過いたしました。導入した趣旨は、週休日である土曜日に子供を地域や家庭に帰して、社会体験や自然体験、文化、スポーツ活動などさまざまな活動を学校、家庭、地域が相互に連携、協力して経験させ、健全育成を図るとともに、生きる力を育むことを目的としてスタートしたものでございます。 そして現在、全国的に定着を見ており、児童生徒や保護者、地域の対応がそれになじんだものになっていると思います。 しかし、議員御指摘のような土曜日の活用につきましては、実施を求める声がある一方で、慎重な対応をとの声もあります。そのような中、平成25年12月3日付、学校教育法施行規則の一部改正についての通知文が県教育委員会から出されました。そこでは、各市町教育委員会が主体となって土曜日を活用する場合には、極力学校の教職員以外の外部人材等を活用して、正規の教育課程外に希望者に対して学習向上や体験的な学習の機会を提供するとか、年間授業時数の確保については、公立小中学校の設置者である市町教育委員会が、必要に応じて夏季休業中などの長期休業日の短縮を検討することを基本とするとございました。 現在、本市の小中学校におきましては、授業充実のために次のような対応をとっております。授業日でない夏休みなどの長期休業中において、ふだんの学習の補習などを3日間はする。また、授業時数を確保するため宿泊体験学習などをできるだけ夏休みなどの長期休業中に設定するの2点でございます。したがいまして、土曜日授業の実施につきましては、現在取り組んでいる成果を十分に検討、検証しながら、校長会とも十分に協議し、慎重に対応してまいりたいと考えております。 次に、英語教育を土曜日授業で行ったらどうかとの御質問にお答えいたします。 英語の大切さについての御指摘は、グローバル化が進む現在、全く同感でございます。現在、英語教育につきましては、平成23年度より小学校5、6年生で年間35時間の外国語学習が実施されておりますが、次の学習指導要領の改訂では3、4年生へ広げることが検討されていると聞いています。本市では、本年度、坂出市教育委員会指定研究として坂出小学校と東部小学校に小学校3、4年生外国語活動研究指定を行い、研究を進めてもらっているところでございます。今後、状況を見ながら指定校をふやしていく予定にしております。 次に、土曜日を活用して数学の指導を行ってはどうかとの御質問にお答えいたします。 先ほど12番前川議員にも答弁申し上げましたように、通常の授業を一層工夫、充実させて学力向上を図ってまいりたいと考えております。 土曜日に小学校英語、中学校数学の授業を実施することにつきましては、県からの通知も踏まえ、今後慎重に検討してまいりたいと存じます。 以上です。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 今、話を聞いていますと、土曜日授業は非常に難しいというような回答であったかと思いますが、英語の授業を5、6年生から3年生に下げていくと、これは非常に評価ができると思います。語学を覚えるのは10歳ぐらいまでがよく覚えるそうでございますので、ぜひ低学年から読み書きでなくて話せる英語を学んでいただいて、大人になっても外国で一流ビジネスマンとして活躍ができるような大人に育てていっていただいたらと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、農業体験学習。 最近は、田舎でも米づくりを知らない子供がふえており、総合学習授業の一環として農業体験学習を通じて農作物の成長や食べ物の大切さを学ぶことにより、将来心豊かな大人に成長するのではないでしょうか。本市農業体験学習の導入状況と今後の取り組みについてお聞かせください。 ◎教育長(三好康弘君) 議長─教育長 ○副議長(松田実君) 教育長              〔教育長(三好康弘君)登壇〕 ◎教育長(三好康弘君) 農業体験学習について御質問にお答えいたします。 まず、農業体験学習の導入状況ですが、市内小中学校で実施している学校数は、小学校12校中8校、中学校6校中2校でございます。 その内容は、主に総合的な学習の時間や特別活動の時間を利用して稲作やキュウリ、トマト、ナス、サツマイモなどの野菜づくりを行っております。具体的には、学校の敷地内の畑とか近所の水田などをお借りして農作物をつくっており、学校によっては地域の方々がボランティアとして農業体験学習の指導をしてくださっているところもございます。そして、収穫した作物は給食の時間あるいは学級活動の時間等に調理をして味わうとか、家庭に持って帰って、おうちの人に食べていただくなどしている学校もございます。 このように自分たちの手で米や野菜を育てる体験を通して、農家の方の御苦労とか感謝の気持ち、あるいは食べ物の大切さに気づき、また農業の重要性などを学習しているところでございます。 今後につきましては、各学校においてそれぞれの地域の実情に合う形で農業体験学習を計画的に教育課程に位置づけ、継続的に取り組むよう指導してまいります。 以上でございます。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 農業体験学習、12校のうち8校が実施しているようでございますが、残りの4校はしていないようでございますので、残りの4校も農地がなければ校庭の隅で花をつくるとか、簡単な野菜づくりをして、作物の栽培をする楽しさとか、また難しさ、苦労などを学んでもらったらいいのではないかと思います。 稲を栽培しているところにつきましては、多分田植えをするときには苗を購入して田植えをしとると思いますけども、種から簡単な小さなポットに入れて、毎日水をやって、そのポットから出して、田植えするときに一緒に植えてと、種から植えて稲をつくる。非常に難しい作業で稲ができるんだということを学ぶのも一つの方法かなと思いますし、また収穫したものについては、先ほどお話がありましたように友達やボランティアの人と一緒に食べて、食べる楽しさや感謝の気持ちが持てるようなことをぜひ継続していっていただきたい、このように思っております。 引き続きまして5番、生活保護制度についてお伺いいたします。 保護費の不正受給問題。 ことし5月時点で生活保護受給者は、全国で215万9,852人となっています。その中で、生活保護の不正受給対策を柱とする改正生活保護法が7月1日より全面施行されることになりました。罰金の上限を100万円に引き上げ、返還金にペナルティーの上乗せが可能となり、さらに福祉事務所の判断で受給者を扶養できない親族に説明を求めるなどの内容となっておりますが、本市ではこのような問題に対し、どのように対応を考えているのか、お聞かせをください。 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長 ○副議長(松田実君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 生活保護制度についての御質問のうち、保護費の不正受給に対し、どのような対応を考えているのかとの御質問にお答えいたします。 平成25年12月に生活保護法が改正され、ことしの7月1日から施行されておりますが、主な改正内容の一つとして不正、不適正受給対策の強化が図られております。具体的に申しますと法改正前は、福祉事務所が行うことのできる調査項目が資産及び収入に限定されていましたが、改正後は就労状況、求職活動、扶養状況等の調査も可能になるとともに、他の官公署等への調査に対し回答を義務づけたり、必要な限度で扶養義務者に対して報告するよう求めることができるようになるなど、福祉事務所の調査権限が拡大されております。 さらに、不正受給等の罰則について、法改正前は3年以下の懲役または30万円以下の罰金であったものが、改正後は3年以下の懲役または100万円以下の罰金に引き上げられるとともに、不正受給に係る徴収金について100分の40を乗じた金額を上乗せすることができることなど、罰則の強化が図られています。 このような生活保護法の改正を踏まえ、本市では被保護者の資産状況を把握するために保護申請時または保護受給中において、金融機関や保険会社等に対し、預貯金や保険金等の調査を行っております。また、全世帯を対象として定期的に年金や就労収入等の収入申告書を収入内容を証する資料とともに提出していただき、収入状況の把握に努めております。 さらに、就労収入等の申告内容を確認するため、毎年6月に官公署等に対し、課税収入状況調査を行っております。調査の結果、過少申告または不正が判明した場合には、法第63条の規定に基づく費用返還、または法第78条の規定に基づく費用徴収を実施しているところであります。さらに、極めて悪質なケースについては、法第85条に規定されている罰則に関し、県担当部署等と協議しながら告訴等も視野に入れ、検討してまいります。 今後とも生活保護費の不正、不適正受給に対して、適正かつ厳正な措置を講じ、生活保護行政の適正な運営に努めてまいります。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 生活保護制度については、社会保障の基本は自助自立であり、次に家族や周囲による共助、どうしてもだめなら公的扶助という順番であるべきです。自助努力をし、市民としての義務をできる限り果たそうとする真面目な個人こそが報われる社会にすることが大切だと思います。不正受給に対しては全力で取り組んでいただきたい、このように思います。 引き続きまして、生活困窮者の自立支援。 生活保護受給者の就労に関しては、早期に集中的な支援が望ましいと思われますが、それは無職の期間が長くなると次の就職につながりにくい側面があるためだと考えます。 そこで、お聞きしますが、本市における生活困窮者の自立支援はどのように対策されているか、お聞かせください。 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 議長─健康福祉部長 ○副議長(松田実君) 健康福祉部長              〔健康福祉部長(寺坂政喜君)登壇〕 ◎健康福祉部長(寺坂政喜君) 生活保護受給者の就労による自立支援策についての御質問にお答えいたします。 生活保護受給者の就労支援策につきましては、国の補助制度である生活保護受給者等就労自立促進事業に基づき、平成25年4月から就労支援員1名を配置し、稼働年齢層の被保護者に対し、就労支援業務を行っております。 就労支援員は、就労を希望する被保護者の就労経験や資格状況、希望する職種等について聞き取り調査を行うとともに、公共職業安定所の相談員と連絡調整する中で、求人情報を提供したり求職者の同意のもと、職業安定所に同行し、本人に適した企業または事業所が見つかるまで継続して就労支援を行っております。 また、坂出公共職業安定所を初め県中讃保健福祉事務所や坂出、綾歌地域の市町福祉部門関係課、同地域の市町社会福祉協議会等で構成される坂出・綾歌地域生活福祉・就労支援協議会では、被保護者等、生活に困窮する離職者に対し、安定的な就労機会を確保するため、チーム制による就労支援対策について協議するなど、公共職業安定所と本市ふくし課が緊密な連携を図りながら就労支援を実施しております。 このような就労支援策により、昨年度は31人の被保護者が就労を開始し、そのうち25人が自立し、今年度に入ってからは現在まで11人が就労を開始し、そのうち6人が自立しており、一定の効果が得られております。 求職者の早期自立のためには、保護開始後、できる限り早期に就労を開始することが重要となってまいります。今後とも公共職業安定所等、関係機関とより一層緊密に連携しながら就労支援員とともに積極的かつ集中的に自立支援策を講じ、被保護者の早期の就労開始を目指してまいります。
    ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 31人中25人、11人中6人が職についたようでございますが、なかなか職が見つからない受給者には、本来希望する職業や就労場所以外の仕事でも一旦は取り組んでもらって、継続的な就労につなげていく必要があるのではないかと思いますので、そういったことも十分考慮して仕事を進めていっていただきたい、このように思います。 続きまして6番、本市魅力のPRについて、原動機付自転車に御当地ナンバー。 原動機付自転車の御当地ナンバープレートに、例えばさかいでまろなどを取り入れたデザインを採用することにより、市民の皆様にも広告塔として観光振興や市へのさらなる愛着や魅力を感じ、安全運転の意識向上、納税意識の向上が図られるのではないかと思いますが、御当地ナンバーを導入する考えがあるか、お聞かせください。 ◎総務部長(好井和彰君) 議長─総務部長 ○副議長(松田実君) 総務部長 好井和彰君              〔総務部長(好井和彰君)登壇〕 ◎総務部長(好井和彰君) 本市魅力のPRについてのうち、原動機付自転車の御当地ナンバーについて御答弁を申し上げます。 市区町村が独自の御当地ナンバープレートを交付できる対象車種は、排気量が125㏄以下の原動機付自転車及び農耕作業用小型特殊自動車などでございます。 本市での当該車両の登録件数は5,000件余りであり、新規ナンバーの交付件数は年間500件程度でございます。 なお、現在の標準の原付ナンバーの製作費は1枚100円程度でありますが、御当地ナンバー等のオリジナルナンバーを製作する場合、新たに金型の費用等が発生するほか、さらに1枚当たりの製作費も若干割高になってまいります。現在、県内17市町のうち、高松市や丸亀市などの2市3町で、全国で見ますと1,700余りの市区町村のうち260余り、約15%でございますが、の自治体で御当地ナンバーが導入をされているようでございます。 いずれにいたしましても、御質問者御指摘の観光振興や市へのさらなる愛着、安全運転の意識向上や納税意識の向上などを鑑みた上で、費用などさまざまな観点から検討するとともに、既に導入をいたしております県内外の市区町村の状況や効果などを調査研究もしてまいりたいと存じます。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 経費が少しかかるということでございますが、ぜひ前向きに検討していただきたい、このように思います。 最後の質問でございますが、7番、工事の入札について、電子入札の導入。 公共工事の発注時における透明性や受注者の利便性などの向上のため、香川県や高松市、丸亀市、善通寺市でも導入されている電子入札を導入されてはどうでしょうか、お答えください。 ◎副市長(加藤悟史君) 議長─副市長 ○副議長(松田実君) 副市長 加藤悟史君              〔副市長(加藤悟史君)登壇〕 ◎副市長(加藤悟史君) 電子入札の導入についてお答えをいたします。 現在、県内18県市町のうち香川県、高松市、丸亀市及び善通寺市において電子入札が導入されております。 一方、応札者の電子対応の負担が大きいと、また多大な費用が必要となるということで、また対象案件が少ないということから、本市を含めまして他の市町におきましてもまだ導入が進んでいない状況でございます。 他県では、県の主導によりまして全ての自治体が一斉に導入したという事例もございますが、今後引き続き県内各市町の動向等も見ながら対応してまいりたいと考えております。 ◆5番(脇芳美君) 議長─5番 ○副議長(松田実君) 脇 芳美君              〔5番(脇芳美君)登壇〕 ◆5番(脇芳美君) 他の市町はやっておるんですけども、経費が非常にかかるということでございますが、この電子入札については避けては通れない、いつかは必ずやらなければいけないと、このように思います。いつやるか、今でしょうと思いますので、ぜひそれを早急に取り組んでいただいたらと、このように思います。 以上をもって私の質問は終わります。御清聴ありがとうございました。 ○副議長(松田実君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 この際、御通知申し上げます。 9月24日の本会議は議員総会終了後に会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。              午後3時24分 散会...